勝手口リフォームで防犯性アップ|狙われやすい3つの理由と対策9選
勝手口は家の中でも空き巣に狙われやすい場所であり、防犯対策が欠かせません。
しかし「どのような対策が効果的なのか」「費用対効果の高い方法は何か」といった疑問を抱える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、勝手口が狙われやすい理由から、効果的な防犯対策、リフォームによる防犯性能アップまで、幅広く解説します。
この記事を読めば、ご自宅のセキュリティーを効果的に高める方法がわかります。
目次
勝手口の防犯対策が必要な理由
勝手口は、空き巣の住宅への侵入経路として狙われやすい場所です。
警視庁の統計データによると、戸建て住宅の空き巣被害の侵入経路として、窓(55.2%)や玄関(20.2%)についで、勝手口を含むその他の出入り口(14.8%)が多くなっています。
住宅の種別 | 1位 | 2位 | 3位 |
戸建て住宅 | 窓 | 玄関 | 勝手口 (その他出入り口) |
共同住宅(3階建て以下) | 玄関 | 窓 | 勝手口 (その他出入り口) |
共同住宅(4階建て以下) | 玄関 | 窓 | 勝手口 (その他出入り口) |
このデータが示すように、勝手口の防犯対策は非常に重要です。
玄関や窓の防犯には気を配りますが、勝手口の対策をおろそかにしがちです。
しかし、犯罪者にとって勝手口は魅力的な侵入ポイントとなっています。
したがって、住宅の安全性を高めるためには、勝手口の防犯対策を充実させることが不可欠です。
防犯対策を講じることで、空き巣被害のリスクを大幅に軽減できます。
勝手口が狙われやすい3つの特徴
以下の3つの特徴が犯罪者にとって侵入しやすいポイントになっています。
- 死角になりやすい位置
- 家の中の様子が確認しやすい
- 玄関に比べて防犯性が低い
順番に詳しく見ていきましょう。
死角になりやすい位置
勝手口の多くは、住宅の正面ではなく側面や裏側に設けられているため、人目につきにくい位置にあることが多いです。
犯罪者にとって、人に見られる可能性が低い場所は格好の侵入箇所です。
勝手口周辺で不審な行動をとっても、近隣住民や通行人に気づかれにくいため、犯行のリスクが低くなります。
家の中の様子が確認しやすい
勝手口はキッチンを明るくする目的で、大きなガラス窓が使われているケースが多く見られます。
ガラス窓は生活の利便性を高める一方で、防犯上は大きな弱点です。
大きなガラス窓は、外部から室内に人がいるのか簡単に確認できてしまいます。
犯罪者はガラス窓から不在を確認し、侵入のタイミングを計ります。
玄関に比べて防犯性が低い
一般的に、勝手口は玄関ほど防犯対策が施されていないことが多いです。
ほとんどの場合、鍵は1つだけで補助錠が設置されていないなど、セキュリティー面で弱い状態にあります。
玄関は住宅の顔として重視されるため、防犯性能の高いドアや複数の錠が設置されることが多いですが、勝手口はそこまでの対策がなされていないのが実情です。
玄関と勝手口の防犯レベルの差が、犯罪者に狙われやすい理由の一つとなっています。
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効果的な勝手口ドアの防犯対策5選
勝手口の防犯対策として、ドア自体のセキュリティー向上が非常に重要です。
ここでは、勝手口ドアの防犯性を高める効果的な方法を5つ紹介します。
- 鍵を2ロックにする
- ピッキングに強い鍵に交換する
- 防犯ガラスへ交換
- サムターンカバーを取り付ける
- ドアガードプレートを取り付ける
これらの対策を組み合わせることで、勝手口からの侵入リスクを大幅に低減できます。
鍵を2ロックにする
勝手口の防犯対策の基本は、鍵を2ロック(二重鍵)にすることです。
補助錠を取り付けることで、一つの鍵が破られてももう一つの鍵が侵入を防ぎます。
補助錠は比較的安価で取り付けも簡単なため、費用対効果の高い防犯対策と言えます。
ピッキングに強い鍵に交換する
一般的な鍵はピッキングによる解錠のリスクがあります。
そこでディンプル錠など、ピッキングに強い鍵に交換するのがおすすめです。
ディンプル鍵は構造が複雑で解錠が困難なため、高い防犯性を発揮します。
防犯ガラスへ交換
勝手口のガラス部分は侵入者にとって格好の侵入ポイントです。
通常のガラスを防犯ガラスに交換することで、ガラスを割って侵入するリスクを大幅に低減します。
防犯ガラスは、2枚のガラスの間に特殊なフィルムを挟んだ構造になっており、万が一割られても粉々にならず、侵入に時間がかかるため、犯行を諦めさせる効果が期待できます。
サムターンカバーを取り付ける
サムターン回しは、ガラスを割って室内側からサムターン(鍵を開閉するツマミ)を回して開錠する手口です。
サムターン回しによる侵入を防ぐためには、サムターンカバーの取り付けが効果的です。
カバーを付けることで外部からのサムターンの操作が困難になり、侵入を防ぎます。
ドアガードプレートを取り付ける
ドアとドア枠の隙間に工具を差し込んで無理やりこじ開ける手口も存在します。
こじ開け対策として、ドアガードプレートの取り付けが有効です。
ドアガードプレートはドアとドア枠の隙間を埋める金属板で、設置すると工具を差し込めなくなるので、こじ開けによる侵入リスクを大幅に低減できます。
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効果的な勝手口周辺の防犯対策4選
勝手口の防犯対策は、ドア自体の強化だけでなく周辺環境の整備も重要です。
ここでは、効果的な勝手口周辺の防犯対策を4つ紹介します。
- 必ず戸締りをする
- 勝手口周辺の見通しを良くする
- 防犯カメラやセンサーライトを設置する
- 防犯砂利を敷く
順番に解説します。
必ず戸締りをする
最も基本的かつ重要な防犯対策は、確実に戸締りをすることです。
警察庁の統計によると、空き巣被害に遭うケースの約半数が無施錠による犯行です。
近所への外出など短時間の場合でも、必ず鍵をかける習慣をつけましょう。
とくに勝手口は玄関と比べて施錠を忘れがちなので、注意が必要です。
勝手口周辺の見通しを良くする
勝手口周辺の見通しを良くすることも、効果的な防犯対策の一つです。
塀や植栽で周囲から見えにくくすることは、プライバシー保護の観点からは良いように思えますが、防犯上はむしろマイナスになります。
多少プライバシー性は下がりますが、勝手口周辺はできるだけ開けた状態にしておくことが、有効な犯行対策です。
防犯カメラやセンサーライトを設置する
防犯カメラやセンサーライトの設置も、勝手口の防犯対策として有効です。
センサーライトは夜間に人が近づくと自動で点灯するため、不審者を威嚇する効果があります。
また帰宅時やゴミ出しの際にも自動で明るくなるので快適です。
防犯カメラは犯罪の抑止力となるだけでなく、万が一被害に遭った場合の証拠としても役立ちます。
ただしダミータイプの防犯カメラは簡単に見破られてしまうので、本物の設置がおすすめです。
なお、防犯カメラとセンサーライトが一体となった製品も販売されています。
家の角の手の届かない高い位置に設置すると、広範囲をカバーできて効果的です。
防犯砂利を敷く
勝手口周辺に防犯砂利を敷くのも、簡単で効果的な防犯対策です。
防犯砂利は歩くだけで音が鳴るため、不審者が近づいていることに早い段階で気づけます。
ただしご家族が歩く際にも音が鳴るため、日常生活で気になる方もいるかもしれません。
導入前に実際の音を確認し、生活スタイルに合うかどうか検討してみてください。
勝手口のリフォームによる防犯性能アップ
勝手口のリフォームは、見た目の改善だけでなく、防犯性能を大幅に向上させます。
最新の防犯技術を取り入れた勝手口ドアに交換することで、安全性と快適性の両方を高められます。
勝手口リフォームによる防犯性能アップのポイントは、以下の4つです。
- 2ロックの採用
- シリンダー錠
- 取り外しできるサムターン
- 防犯ガラスの使用
そして、向上するのは防犯性能だけではありません。
たとえば、高い断熱性能により冷暖房効率が向上し、採風機能により室内の換気効率も上がります。
勝手口のリフォームは省エネだけでなく、風を通すことで日々の生活の質を高めることにもつながります。
勝手口から風を取り入れるメリット・デメリットについて、こちらで詳しく解説しているので参考にしてください。
関連記事:勝手口に採風ドアを取り入れたい・メリットやデメリット|あると便利な機能とは
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