【玄関引き戸・防犯】開き戸と異なる点や侵入方法・効果的な対策について
みなさんの家の玄関引き戸は、どのような防犯をされていますか。
玄関引き戸には、引き戸ならではの作りであるために泥棒や空き巣に狙われやすい侵入の方法があります。
この記事では、玄関引き戸の防犯について玄関引き戸が開き戸と異なる点や玄関引き戸の侵入の方法、それら手口に対しての対策について詳しくご紹介していきます。
家の玄関引き戸の防犯面でお悩みの方や玄関を引き戸にしたいけれど迷っている方など、ぜひ参考にしてみてください。
目次
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【玄関引き戸・防犯】開き戸と異なる点
はじめに、玄関引き戸の防犯を考えるうえで開き戸と引き戸を比べて異なる点をいくつかご紹介していきます。
隙間がたくさんある
玄関引き戸が開き戸と異なる点として挙げられるのが、引き戸は戸と戸が重なる部分があり戸が重なると構造的に隙間ができてしまうことです。
開き戸の場合には、錠前部分に金属板でできている「ガードプレート」が取り付けられているため隙間ができにくくなりますが引き戸の場合はガードプレートが取り付けられないため、開き戸と比べると隙間が多くなり開き戸よりも防犯対策が必要になってきます。
ガラスの面積が大きい
玄関引き戸は開き戸と比べると、採光性を高めるためにガラスを使用している引き戸が多くあります。
開き戸よりも、ガラスを使用する面積が大きくなるため開き戸よりもガラスの面積が大きい引き戸は防犯性が低くなってしまうといえるでしょう。
【玄関引き戸・防犯】侵入の方法とは
つぎに、玄関引き戸の防犯の手口についてどのような方法を使って家に侵入されてしまうのかをお伝えしていきます。
サムターン回し
サムターン回しとは玄関の戸の内側にあるツマミ（サムターン）を戸の隙間やドアノブ・郵便受けなどを壊して工具を入れ外側から鍵を開ける方法のことです。
ガラス破り
玄関引き戸にはさきほどもお伝えしていたように、ガラスを使用している引き戸が多くあります。
ガラスの面積が大きいため、このガラスを狙って工具などでガラスを割り手を入れて鍵を開けられてしまうのが「ガラス破り」という侵入方法です。
ピッキング
玄関引き戸の鍵穴に特殊な工具などを入れて鍵を開ける「ピッキング」は引き戸と同じく開き戸でもよくみられる侵入方法です。
ピッキングに対応した鍵が出てからは、被害は少なくなってきていますがピッキング非対応である古い鍵を使用している場合には注意が必要です。
こじ開け
「こじ開け」は、玄関引き戸の隙間から工具などを使用して鍵を壊し家の中に侵入することです。鍵や引戸なども壊され家に侵入されてしまうため侵入被害のほかにも鍵や玄関ドア自体も交換する事態になってしまいます。
錠破り
錠破りは、鍵穴にドリルなどの工具を使用して鍵自体を壊して家に侵入する方法のことです。
玄関引き戸の防犯・侵入の対策
では、玄関引き戸の防犯の侵入への対策についていったいどのような対策をして防ぐと良いのでしょうか。手口ごとの対策をご紹介していきます。
サムターン回し
サムターン回しの対策としては、サムターンを外部から操作されないようにサムターンにカバーを取り付けると良いでしょう。
カバーを付けることで、外側から内側のサムターンに接触することができなくなりサムターン回しを防ぎます。
ガラス破り
ガラス破りの対策には、着脱式サムターンの使用や割られにくい強化ガラスへの交換などが挙げられます。
また、扉の上部分など鍵から離れた場所に補助錠を取り付けておくのも効果的です。
強化ガラスなどの交換には費用もかかってきてしまうため、着脱式サムターンや補助錠を使用し防犯フィルムなどをガラスに貼り併用して対策しておくと安心です。
ピッキング
ピッキングの対策としては、通常のシンプルな鍵を使用するのではなく複雑なおうとつのあるデザインであるディンプルキーに交換すると良いでしょう。
とくにディンプルキーの中でもピッキングに対応した性能の優れたものを選び使用するとより効果的です。
こじ開け
こじ開けの対策は、引き戸の上下や戸先などに補助錠を取り付けておくことでこじ開けをされても補助錠があるため、すぐに鍵を開けられる可能性が低くなります。
錠破り
錠破りの対策では、引き戸に二つ以上の鍵を取り付けることや複雑な作りのディンプルキーを使用することなどが挙げられます。
玄関引き戸に複数の鍵を取り付けたり鍵自体を開けづらいものにすることで、泥棒や空き巣が近づけないような玄関になります。
まとめ
玄関引き戸の防犯は、開き戸とは異なる部分があり引き戸にも侵入されやすい方法があることが分かりました。
玄関引き戸の防犯対策は、泥棒や空き巣の侵入手口によってそれぞれ対策の仕方も変わってきます。
自分の玄関引き戸に合った防犯対策をとることが重要になってきますが、そのほかの防犯対策として玄関周辺に照明を設置したり防犯ビデオを置いたりすることもおすすめです。
照明は人が来た際に反応する人感センサーなどが効果的です。また、防犯ビデオは本物でなくダミーでも玄関周りに置いてあることで泥棒や空き巣が警戒するためあると便利でしょう。
もし、玄関引き戸自体が古くなってしまい防犯性が低く心配な場合は防犯性の高い新しい玄関引き戸に交換してみるのもおすすめです。
玄関ドアの防犯は家族が安心して暮らせる環境作りには欠かせないため、ご自宅の玄関引き戸の防犯対策をぜひ、この機会に一度見直してみてください。
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