玄関ドアに断熱シートを使うおすすめな4つの理由｜選び方や初心者でもできるDIYのコツ・取り付ける際の注意点も解説
玄関まわりの冷え込みは、ドアから伝わる冷気やすき間風が原因になっていることも少なくありません。
そこで当記事では、名古屋・岐阜を中心に展開する玄関ドア専門店『玄関マスター』が、断熱シートを使う理由や選び方、注意点までわかりやすく解説します。
また、DIY初心者でも簡単に施工でき、きれいに仕上げられるコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
玄関ドアに断熱シートを使うおすすめな4つの理由
玄関ドアに断熱シートを貼ると、外の冷たい空気を室内に伝えにくくなり、冬でも暖かい空間を保てます。
専門知識や工具がなくても扱えるケースも多く、賃貸住宅でも取り入れやすいのが魅力です。
ここでは、断熱シートを玄関ドアに使う4つの理由をわかりやすく解説します。
外気温を室内に伝えにくくする
冬場の玄関は外気の影響を受けやすく、冷気が玄関ドアを通して室内に伝わります。
断熱シートを貼っておくと、玄関ドア表面からの熱の出入りが抑えられ、室温の低下を防げます。
とくに金属製の玄関ドアは冷たさが伝わりやすいため、寒さ対策として断熱シートの使用はおすすめです。
すき間風が入るのを防ぐ
玄関ドアのまわりは、わずかなすき間が生じ、冷たい風が室内に入り込んでしまいます。
すき間風を手軽に防ぐ手段として、断熱シートの利用がおすすめです。
とくにすき間が生じやすい玄関ドア下部の貼り付けも簡単で、限られたスペースでも扱えるのがメリットです。
湿気・結露を防ぐ
玄関は外気との温度差が大きく、結露が発生しやすい場所です。
玄関ドアに断熱シートを貼ると、冷気の伝わりを抑えられ、結露の発生を軽減します。
とくに冬場は湿気がこもりがちで、玄関ドアの金具やパッキンの劣化につながることもあるため、早めの対策として取り入れておくのがおすすめです。
賃貸でも手軽に活用できる
断熱シートは貼ってはがせるタイプも多く、原状回復が必要な賃貸住宅でも使える寒さ対策としておすすめです。
粘着力の弱いテープやマグネットで固定できるものなら、玄関ドアや壁を傷つけずに設置できます。
100円ショップやホームセンターでも手軽に購入でき、費用を抑えながら気軽に試せるのも魅力です。
寒い玄関の対策方法について、こちらの記事でも詳しく解説しています。
関連記事：玄関が寒いとお悩みの方へ┃今すぐできる対策とプロの本格リフォーム
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玄関ドア用断熱シートの種類と選び方
玄関ドア用の断熱シートには、さまざまな種類があり、それぞれ特徴や適した使い方が異なります。
多くの断熱シートは100円ショップやホームセンターなどで手に入りやすく、見た目や断熱性能、手軽さなどを比較しながら、目的に合ったものを選ぶことが大切です。
ここでは主な6つのタイプを紹介し、選ぶ際のポイントもあわせて解説します。
断熱重視｜アルミシート
アルミシートは熱を反射する性質があり、断熱性を重視したい場合に向いています。
玄関ドアの内側に貼ることで冷気の侵入を抑え、寒さが厳しい地域でも効果を発揮する断熱材です。
従来は銀色の無地タイプが主流でしたが、最近は木目調やレンガ柄などインテリアになじむデザインも増えてきています。
柔らかく軽い｜発泡プラスチック系断熱材
発泡スチロールや発泡ポリエチレンなどの断熱材は、柔らかさと軽さが特徴の素材です。
カッターやハサミで簡単に切れるため、玄関ドアのサイズに合わせた加工がしやすくなります。
しっかり厚みがありながらも軽量なので、両面テープなどで手軽に取り付けできるのも魅力です。
湿気対策｜断熱・結露防止フィルム
断熱・結露防止フィルムは、冷たい空気との温度差をやわらげることで、湿気による結露の発生を抑えます。
透明で目立ちにくく、玄関ドアの見た目を変えずに使えるのが特徴です。
空気を抜きながら貼るとしっかり密着し、必要に応じて貼り直しもできるため、賃貸住宅でも使いやすいアイテムです。
デザインも豊富｜不織布・布素材系
不織布や布素材を使った断熱シートは、やわらかく温かみのある質感が特徴です。
空気を含む構造で保温性があり、冷気の侵入をやわらげる効果も期待できます。
動物柄やチェック柄などデザインの種類も豊富で、インテリアに調和しやすい点も魅力です。
カーテンのように吊るすタイプや、マグネット・面ファスナーで取り付けられるタイプもあり、目的や設置場所に応じて使い分けられます。
見た目を変えない｜ガラスシート
ガラスシートは透明性が高く、玄関ドアの外観を損なわずに断熱対策ができる素材です。
すりガラス風やクリアタイプなどがあり、採光を確保しながら冷え込みをやわらげるのに役立ちます。
また、ガラス面に直接貼ることを想定して作られており、冷たさが伝わりにくくなり、結露の発生を抑えます。
貼り付ける際は空気が入りやすいため、ヘラや霧吹きを使って丁寧に作業するのがポイントです。
手軽さ重視｜緩衝材（プチプチシート）
緩衝材としておなじみのプチプチシートは、空気の層が断熱の役割を果たし、玄関ドアの冷え対策にも活用できます。
軽量でハサミで簡単にカットできるため、初めての方でも取り入れやすいのが特徴です。
100円ショップやホームセンターでも手軽に入手でき、必要なサイズだけ使える手軽さもおすすめポイントです。
玄関ドアの寒さ対策について、こちらの記事でも解説していますので、ぜひご覧ください。
関連記事：玄関ドアの寒さ対策｜今すぐできる簡単DIYからリフォーム方法まで徹底解説
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玄関ドアの断熱シートDIY｜初心者でもできる手順とコツ
断熱シートは専門的な知識や工具がなくても扱いやすく、DIY初心者にも向いている寒さ対策です。
基本的な手順をおさえておけば、初めてでもきれいに仕上げられ、断熱効果も実感できます。
ここでは、玄関ドアに断熱シートを貼るための準備から取り付けのコツまで、順を追って解説します。
①必要な材料や道具を用意する
DIYで玄関ドアに断熱シートを貼る場合、以下のような材料や道具をあらかじめ用意するとスムーズです。
断熱シートは素材や見た目、玄関ドアの形状や好みに合わせて事前に準備しておきます。
| 道具・材料 | 使用する目的 |
| 両面テープ | シートをしっかりと固定し、ずれを防ぐ |
| マスキングテープ | 位置決めや仮止めに使用 |
| ハサミ・カッター | 玄関ドアの形や大きさに合わせてカットする |
| 定規・メジャー | サイズを正確に測り、ズレを防ぐ |
| ヘラ・タオル | 貼り付けたシートを押さえ、空気を抜きながら密着させる |
| 雑巾 | 玄関ドア表面の汚れやほこりを取り除き、粘着をよくする |
必要な道具がそろったら、いよいよ取り付けの準備に入ります。
②玄関ドアの表面をきれいにする
断熱シートをしっかり貼り付けるには、汚れやほこりをあらかじめ取り除き、玄関ドア表面をきれいにしておくことが大切です。
接着面を固く絞った雑巾で軽く水拭きしたあと、表面に残った水分を乾拭きして整えておくと、きれいに貼りやすくなります。
汚れが落ちにくい場合は中性洗剤を薄めて使い、最後に洗剤成分が残らないよう水拭きと乾拭きを行うのがポイントです。
③断熱シートを適切なサイズにカットする
断熱シートは、玄関ドアの内側に合わせて無理なく貼れるよう、事前にサイズを測ってからカットします。
ドアの端から端まで正確なサイズにすると浮き上がりやすくなるため、実際に貼る範囲より数ミリ程度小さめにカットしておくと仕上がりが整います。
また、カッターやハサミを使う場面も多く、ケガに気をつけながら慎重に作業するのが安心です。
④玄関ドアの内側に貼り付ける
カットした断熱シートは、玄関ドアの内側にズレないよう位置を合わせながら貼り付けます。
外側に貼ると雨や風で劣化しやすいため、室内側に取り付けるのが基本です。
マスキングテープなどで仮止めしてから本固定すると、きれいに仕上げられます。
⑤空気を抜いて密着させる
断熱シートを貼り終えたら、空気が残らないよう中央から外側へ向かって押さえながら密着させるのがポイントです。
空気が残ってしまうと、見た目が悪くなるだけでなく、はがれやすくなり断熱効果が損なわれます。
仕上げに、ヘラや畳んだタオルで表面をなでるように押さえると、しわや浮きをならせて全体が整うためおすすめです。
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玄関に断熱シートを取り付ける際の注意点
断熱シートは手軽に寒さ対策ができる便利なアイテムですが、使い方を間違えると期待した効果が得られないだけでなく、不便やトラブルの原因になることもあります。
ここでは、玄関ドアに断熱シートを取り付ける際に押さえておきたい注意点を5つに分けて解説します。
玄関ドアの開閉に支障が出ないように取り付ける
断熱シートを貼る位置によっては、玄関ドアの開閉時に引っかかったり、すき間に当たって動きに支障が出るケースがあります。
とくに玄関ドアの端や蝶番（ちょうつがい）付近に貼ると開閉に影響が出やすいため、マスキングテープなどで仮止めした状態で開け閉めを試しておくと安心です。
スムーズに開閉できる位置に正しく貼り付けることで、見た目も快適さも保ちつつ、断熱効果を十分に発揮できます。
玄関ドアの素材に応じた貼り方・固定方法を選ぶ
玄関ドアは素材によっては、断熱シートの接着がうまくいかないことがあります。
素材別の貼り方・固定方法の目安は以下のとおりです。
- 金属製ドア（スチール・アルミ）：マグネットタイプや強粘着テープ
- 木製ドア：面ファスナー（マジックテープのような留め具）や、マスキングテープ＋両面テープの併用
- ガラスドアやガラス面：断熱フィルムやガラス用シート
- 樹脂ドア（樹脂複合タイプなど）：一般的な粘着式シートや面ファスナータイプ
それぞれの素材に合った方法を選ぶと、見た目も仕上がりもよくなり、断熱効果も長持ちします。
定期的な換気で湿気を防ぐ
断熱シートを貼った玄関は、湿気がこもりがちになるため定期的な換気が必要です。
とくに冬場は室内と外気の温度差が大きく、玄関まわりに湿気がたまりやすくなります。
そのまま放置すると結露やカビの原因にもつながり、ドアや窓をこまめに開けて空気を入れ替えておくと安心です。
劣化の原因になるため外側に取り付けない
断熱シートは玄関ドアの内側に貼るのが前提で、外側に貼ったままにすると劣化の原因になります。
直射日光や雨風を直接受ける環境では、シートが反ったり粘着部分が傷んだりしやすく、夏場は粘着剤が溶けて跡が残ることもあります。
さらに、断熱シートだけでなく、玄関ドア表面材の反りや金属パーツの腐食につながるケースもあるため、外側への取り付けは避け、必要な時期が終わったら取り外すのが安心です。
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断熱シート以外でできる寒さ対策おすすめ4選
玄関ドアの寒さ対策には、断熱シート以外にもさまざまな工夫があります。
冷気の侵入を防ぐ方法として、すき間やガラス部分など玄関ドアまわり全体を見直すのも効果的です。
断熱シートとあわせて使えば、さらに快適に過ごせる対策もあるので、次で紹介します。
すき間テープを貼る
玄関ドアのすき間風を防ぐには、すき間テープを貼るのが効果的です。
ドアの縁や下部に貼るだけで冷気を遮断でき、断熱シートと併用することで冷気の侵入を大幅に防げます。
素材はスポンジ・モヘア・ゴム製などがあり、厚みも選べるため、玄関ドアに合ったタイプが見つかりやすいのも特徴です。
すき間テープはホームセンターや100円ショップ、ネット通販でも手軽に購入できます。
カーテンを取り付ける
玄関ドアの内側にカーテンを設置すると、冷気の侵入をやわらげる空気の層をつくれます。
専用の「玄関カーテン」や「断熱のれん」なども販売されており、柄や素材も豊富で、インテリアに合わせて選べるのもポイントです。
断熱タイプや厚手の生地を使えば、玄関ドアから伝わる冷たさを軽減しつつ、目隠しや装飾としても役立ちます。
突っ張り棒やマグネット式のフックで取り付けられるものも多く、賃貸でも使いやすいアイテムです。
玄関の窓にも断熱シートを貼る
玄関ドアまわりに窓がある場合、窓から伝わる外気の影響も抑えると、断熱効果がさらに高まります。
とくにガラス面は外気の影響を受け、冬場は冷たい空気がじわじわと室内に入り込む場所です。
そのため、窓用の断熱シートや結露防止フィルムを貼っておくと、冷気の侵入をやわらげつつ結露対策にもなります。
透明タイプなら光を遮らず見た目も自然なので、玄関の雰囲気を損ねずに使えるのもポイントです。
玄関ドアを断熱リフォームする
断熱シートやすき間テープは手軽に使えるのが魅力ですが、季節ごとに貼り替えたり取り外したりする手間もかかります。
本格的に対策を考える場合は、玄関ドアを断熱仕様にリフォームする方法もおすすめです。
断熱性の高い玄関ドアなら、冷気はもちろん、夏は外の熱を伝えにくくなるため、一年を通して快適な空間づくりに役立ちます。
対象の製品や条件を満たすと、自治体や国の補助金制度を利用できることもあるので、費用面での負担を軽減できる可能性もあります。
玄関ドアの断熱性能や選び方について、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
関連記事：玄関ドアの断熱性能とは｜等級の見方や選ぶ際のポイントを徹底解説
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玄関ドアの断熱シートについてよくある質問
玄関ドアに断熱シートを使ってみたいと思っても、「どんな種類があるの？」「効果はあるの？」と迷う場面は少なくありません。
ここでは、気になるポイントを5つにわけて紹介します。
玄関ドアにシートを貼る費用はいくらですか？
市販の断熱シートは、100円ショップやホームセンター、ネット通販などで数百円〜数千円程度で手に入ります。
自分で貼る場合は材料費だけでよく、比較的安く始められるのが魅力です。
一方、自信がない場合や仕上がりにこだわりたいときは、リフォーム会社や内装業者、便利屋サービスなどに施工を依頼するケースもあります。
その場合、材料費に加えて数千円〜1万円前後の施工費用が発生するため、事前に見積もりを確認しておくと安心です。
玄関ドアに断熱シートを貼るとどんな効果がありますか？
玄関ドアに断熱シートを貼ることで、外気の影響を受けにくくなり、玄関の冷え込みを軽減できます。
冬の冷たい空気が室内に伝わりにくくなり、室温の安定や暖房効率の向上にもつながります。
また、すき間風を防ぎ、冷気の流れ込みによる不快感の軽減や、結露の予防にも役立つのが特徴です。
断熱シートと遮熱シートの違いは何ですか？
断熱シートは、外気の冷たさや熱を伝えにくくして、室内の温度を保つための対策グッズです。
主に冬場の寒さ対策として使われ、玄関ドアや窓に貼って冷気の侵入を和らげます。
一方、遮熱シートは太陽の熱を反射することで、室内に熱が入ってくるのを防ぐアイテムで、夏の暑さ対策に向いています。
断熱は「熱の移動を遅らせる」、遮熱は「熱を跳ね返す」と言う仕組みの違いがあり、いずれも100円ショップやホームセンターなどで手軽に入手可能です。
断熱材（スタイロフォームやウレタン）との違いは？
スタイロフォームやウレタンなどの断熱材は、壁や床などにしっかりと施工して使う「プロ用の資材」です。
断熱材には厚みと高い断熱性能がありますが、玄関ドアおよび玄関まわりの加工や施工は、専門的な知識や工具が必要な場合があります。
一方、断熱シートは玄関ドアに貼るだけで使える簡易的な対策グッズで、賃貸住宅でも取り入れやすい点が特徴です。
手軽さは断熱シート、本格的な断熱性能を求めるなら断熱材、と目的に応じて選べます。
100円ショップで買える断熱シートはありますか？
100円ショップでも玄関ドアに使える断熱シートが販売されています。
発泡ポリエチレンタイプやアルミ蒸着タイプなど、手軽に貼れる薄手のシートが多く、必要なサイズにカットして使えます。
また、遮熱シートや窓用フィルムも取り扱っている店舗があり、用途に合わせて選べるのも特徴です。
玄関ドア用としてはやや小さめのサイズが多いため、広い面に貼る場合は複数枚を組み合わせると対応できます。
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玄関ドア・窓のことなら「玄関マスター」へ！
玄関ドア・窓のことなら、「玄関マスター」におまかせください。
玄関マスターは株式会社ブルーマテリアルの中の玄関ドアや窓のリフォームなどを行う玄関ドア専門の会社です。
主な施工エリアは名古屋・岐阜を中心に展開しております。
玄関ドア・内窓でお悩みの方は、ぜひ一度「玄関マスター」にご相談ください。
防犯性能だけでなく、デザイン性や機能性なども考慮した総合的なアドバイスをさせていただきます。
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