玄関ドアの鍵交換|キーレスの種類や費用・後悔しない選び方とタイミングまで解説

玄関ドアをキーレス錠に交換するのは、防犯性や利便性に直結する重要な工事です。
そこで当記事では、名古屋・岐阜を中心に展開する玄関ドア専門店『玄関マスター』が、キーレス錠の種類や選び方を解説します。
費用相場や施工時間、注意点もわかりやすく紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
玄関用キーレス錠の種類・特徴・交換費用相場

玄関のキーレス化には、カード式やリモコン式、スマートキーなどいくつかのタイプがあります。
それぞれ特徴や費用、施工時間が異なるため、暮らし方や防犯性に合わせて選ぶことが大切です。
主なキーレス錠の種類と交換費用、施工時間を以下にまとめました。
| 種類 | 特徴 | 費用の目安 | 施工時間 |
| カードキー | カードをかざすだけで解錠 | 約3万円〜6万円 | 約1時間〜2時間 |
| リモコンキー | 離れた場所でもボタンひとつで開閉できる | 約4万円〜7万円 | 約1時間〜2時間 |
| 暗証番号錠 | 暗証番号で施錠・解錠が可能 鍵の持ち歩き不要 |
約3万円〜6万円 | 約1時間〜2時間 |
| スマートキー | スマートフォン連動で遠隔操作可能 | 約5万円〜10万円 | 約1時間~3時間 |
| 生体認証キー | 指紋や顔認証で開閉 防犯性が高い |
約8万円〜15万円 | 約2時間〜3時間 |
それぞれの特徴について、以下で詳しく解説します。
カードキー
カードキーは、カードをかざすだけで施錠や解錠ができる非接触タイプです。
ICチップ式や磁気式などの種類があり、鍵穴を使わないためピッキング被害を受けにくい特徴があります。
交換費用は約3万円〜6万円で、施工時間は1時間〜2時間ほどです。
また、停電や電池切れのときでも、付属の金属キーで開閉でき安心です。
リモコンキー
リモコンキーは、ボタン操作で玄関を開け閉めできるタイプです。
玄関に近づくだけで自動で反応するモデルもあり、荷物を持っているときでもスムーズに出入りできます。
鍵穴を使わない仕組みのため、ピッキング対策にも有効です。
交換費用は約4万円〜7万円で、施工は1時間〜2時間ほどが目安です。
暗証番号錠
暗証番号錠は、番号を入力して施錠や解錠を行うタイプです。
鍵やカードを持ち歩く必要がなく、忘れ物や紛失の心配がありません。
番号を知っている人だけが開けられるため、防犯面でも安心です。
交換費用は約3万円〜6万円で、施工時間は1時間〜2時間ほどが目安です。
定期的に番号を変更しておくと、より安全に使用できます。
スマートキー
スマートキーは、スマートフォンと連動して施錠や解錠を行うタイプです。
アプリ操作で遠隔から鍵を開け閉めできるほか、オートロック機能で閉め忘れを防げます。
家電の一種として扱われ、交換費用は約5万円〜10万円で、施工時間は2時間〜3時間ほどが目安です。
なお、電子制御が必要なため、一般的な鍵の施工業者では取り扱っていない場合もあります。
後付け型は自分でも設置できますが、ドア交換タイプは電気工事を伴うことがあり、専門業者への依頼が安心です。
生体認証キー
生体認証キーは、指紋や顔などの特徴を利用して施錠や解錠を行うタイプで、鍵を持ち歩く必要がありません。
登録したご家族だけが出入りできるため、防犯性は非常に高く、合鍵を作られる心配は現実的に不可能に近いと言えます。
カードやスマートフォンを使わずに開閉でき、交換費用は約8万円〜15万円、施工時間は2時間〜4時間ほどです。
定期的なメンテナンスが推奨されており、怠ると電池切れや反応不良で締め出されるほか、安全性の低下を招くおそれがあります。
玄関のスマートキーについて、こちらの記事でも紹介していますのでぜひお読みください。
関連記事:玄関のスマートキーは危険ではない|メリット・デメリットや対策、注意点を徹底解説
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玄関の鍵交換|キーレス錠にするメリット

玄関の鍵をキーレス錠に交換すると、荷物で両手がふさがっていてもスムーズな出入りが可能です。
ここでは、玄関をキーレス化することで得られる主なメリットを紹介します。
両手がふさがっていても開閉できる
キーレス錠の大きなメリットは、荷物で両手がふさがっていてもスムーズな出入りができる点です。
買い物袋を持っているときや赤ちゃんを抱っこしているときでも、鍵を探す手間が減ります。
リモコンキーやスマートキーなら、バッグに入れたままでも反応するため、ドアの前で立ち止まることなく開閉可能です。
鍵のかけ忘れが防げる
キーレス錠に交換すると、鍵のかけ忘れを防ぎやすくなるメリットがあります。
スマートキーや暗証番号錠の中には、ドアが閉まると自動で施錠される「オートロック機能」を備えたタイプもあります。
外出時に鍵を閉めたかどうか不安になることが減り、防犯意識を高めたいご家庭にもおすすめです。
鍵の紛失を防げる
キーレス錠に交換すると、鍵を持ち歩く機会が減るため紛失リスクを防ぐメリットがあります。
暗証番号錠や生体認証キーは鍵を持たず操作でき、お子さまが外で落としてしまう心配も軽減できます。
カードキーやリモコンキーも小型で管理しやすく、万が一紛失しても番号変更や登録の抹消で対処できる点が安心です。
複製されにくく防犯性が高まる
キーレス化によって、鍵を複製されるリスクが大幅に減り、防犯性が高まります。
従来の金属キーは形状をまねて複製される恐れがありますが、カードキーのICチップや暗証番号錠、生体認証キーは複製がほぼ不可能です。
暗号化された通信や指紋・顔認証などの仕組みにより、不正な解錠を防ぎやすくなっています。
登録情報を変更・削除できる点も、防犯性を高める大きなメリットです。
紛失しても部分的な交換で済む
キーレス錠のキーを紛失した場合でも、鍵全体を交換せずに済むメリットがあります。
カードキーやスマートキーは登録情報を削除し、新しいキーを追加登録するだけで対応可能です。
一方、従来の鍵では拾われて悪用されるリスクがあり、シリンダーやドアノブごとの交換が求められることも少なくありません。
必要な部分だけ交換・再設定できるキーレス錠は、費用面でも安心です。
玄関ドアの鍵交換が必要な理由や鍵の種類・費用相場について、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
※以下の記事は2024年6月時点の情報に基づいており、現在の相場とは異なる可能性があります。
関連記事:玄関ドアの鍵交換が必要な理由や鍵の種類・費用相場について
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玄関の鍵交換でキーレス錠を選ぶデメリットと注意点

キーレス錠は便利で防犯性にも優れていますが、仕組みが複雑なぶん注意すべき点もあります。
電池切れや故障など、思わぬトラブルに備えておくことが大切です。
ここでは、玄関の鍵をキーレス錠に交換する際に知っておきたいデメリットと注意点を紹介します。
持ち忘れ・電池切れで閉め出される
キーレス錠は便利な反面、電池切れやスマートキーの持ち忘れで玄関の外に締め出されるデメリットがあります。
多くの機種は乾電池で作動し、1日5回の出入りを想定した場合の寿命は約2年とされています。
キーレス錠に交換した当初は意識していても、慣れてくると交換時期を忘れてしまう人も少なくありません。
出入りが多いご家庭や気温によっても電池の消耗具合が変わるケースもあり、定期的な交換を意識すると安心できます。
また、非常用の物理キーや外部電源端子を備えたタイプもあるため、緊急時の対策を確認しておくことが重要です。
湿気や雨風による不具合が発生する
キーレス錠の中でも電子制御タイプは、湿気や気候の影響を受けやすく動作不良やサビなどのデメリットがあります。
とくに雨や台風が多い地域、海沿いの塩害が発生しやすい地域、寒暖差の大きい山間部では、防水・防滴仕様の製品を選ぶと安心です。
一方で、カードキーやリモコンキーなど電子回路が外側に少ないタイプは、地域性に関係なく比較的安定して使える傾向があります。
また、どのタイプのキーレス錠でも、ドア上にひさしを設けて直接雨や日差しを避けるなど、設置環境を工夫することで長持ちしやすくなります。
メーカー対応やサポート体制に制限がある
キーレス錠はメーカーや型番によって構造や設定方法が異なるため、交換や修理に対応できる業者が限られる点がデメリットです。
とくにスマートキーや生体認証タイプは電子機器としての側面が強く、一般的な鍵の施工業者では修理や設定に対応できないケースもあります。
さらに、ネット通販など正規ルート以外で購入した製品は、メーカー保証や施工業者のサポート対象外となる場合があります。
トラブル時に困らないよう、購入前にサポート体制や保証内容を確認しておくことが大切です。
後付けできないタイプもある
玄関のキーレス錠には、ドアの厚みや材質、金具の位置などによって後付けが難しいタイプがある点もデメリットのひとつです。
とくに親子ドアや防火ドア、ガラス面の多いデザインドアなどは構造が複雑で、施工に制約が生じることがあります。
ただし、設置環境に適したタイプを選べば問題なく導入できるケースもあります。
長く安心して使用するためにも、事前に専門業者へ相談し、対応可否の確認が重要です。
シリンダー錠より導入コスト高め
キーレス錠は、シリンダー錠より導入コストが高めな点がデメリットです。
一般的なシリンダー交換は約1万円〜2万5千円が相場ですが、キーレス錠は約3万円〜15万円とタイプによって差が出ます。
さらに電子制御を採用するスマートキーや生体認証キーは構造が複雑で、一般的な鍵より施工費が高くなる傾向があります。
ただし、紛失や閉め忘れ、防犯面を考えると、長期的な目線ではコスパの良い選択です。
医療機器に影響をおよぼす場合もある
キーレス錠のデメリットとして、一部の製品は電波による医療機器への影響が挙げられます。
スマートキーやリモコンキーは電波を利用して作動するため、心臓ペースメーカーなどに反応するおそれがある点に注意が必要です。
ただし、発する電波はごく微弱で、操作のたびに影響を与える心配はほとんどなく、ペースメーカーの装着部を離して操作すれば問題ありません。
不安がある場合は、事前に医師や施工業者へ相談しておくと安心です。
専門知識が必要なためDIYには向いていない
キーレス錠は構造が複雑で、DIYに向いていない点がデメリットです。
シリンダー錠の交換はドライバーひとつでできる場合もありますが、キーレス錠は電子制御や配線設定が関わるため、誤って取り付けると作動しないことがあります。
さらに、メーカー保証の対象外や、防犯性が低下するおそれもあります。
安心して長く使うには、知識と経験を持つ専門業者へ依頼するのが確実です。
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玄関の鍵をキーレス錠に交換するタイミング

玄関の鍵交換は壊れたときだけでなく、ライフスタイルの変化に合わせて見直すのが理想です。
キーレス錠は利便性や防犯性が高いため、ご家族構成や生活リズムに応じて導入タイミングを検討すると快適に使えます。
ここでは、リフォーム時やご家族構成の変化など、主なタイミングを紹介しますので参考にしてください。
リフォーム時
キーレス錠にするタイミングは、玄関まわりをリフォームするときもおすすめです。
玄関周りのリフォーム時は、ドアを取り外す工程が含まれるため、後付けよりも配線や金具の調整がしやすく、見た目もすっきり仕上がります。
リモコン式やスマートキーなど複数タイプがあり、ご家族の使い方や予算に合わせて選べます。
ご家族が増えたとき
ご家族が増えたときは、キーレス錠を検討するタイミングのひとつです。
人数が増えると、それぞれが鍵を持つようになり、管理の手間や紛失の心配も増えていきます。
暗証番号錠やスマートキーなら、登録だけで出入りできるため、合鍵を渡す必要がありません。
ご家族全員が同じ設定で利用できるので、錠の受け渡しや紛失トラブルを防ぎながら、より安全でスムーズな出入りが可能になります。
介護が必要になったとき
ご家族の介護が必要になったときは、キーレス錠を検討するタイミングのひとつです。
リモコンキーや暗証番号錠なら、軽い操作で開閉できるため、外出時に鍵を探したり差し込んだりする負担を減らせます。
また、介護サービスを利用するご家庭でも、一時的な登録設定で出入りを安全に管理でき、介護する側・される側のどちらにも安心をもたらします。
防犯意識が高まったとき
空き巣被害のニュースを目にしたときや、家を留守にする機会が増えたときは、キーレス錠を検討するタイミングと言えます。
暗証番号やICチップ、生体認証を採用するキーレス錠は、鍵穴を使わない構造のためピッキング被害を受けにくく、合鍵の複製もほぼ不可能です。
従来の鍵では感じていた「閉めたつもり」「失くしたかも」という不安を減らし、毎日の出入りをより安心に変えられます。
玄関ドアの防犯対策について、こちらの記事でも詳しく紹介していますのでご覧ください。
関連記事:玄関ドアの防犯対策はここが重要|鍵の種類から補助錠・DIY可能な防犯設備まで徹底解説
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玄関ドアの鍵をキーレスにする際によくある質問

キーレス錠への交換を考えるときは、費用や安全性など気になるポイントがいくつか出てきます。
ここでは、とくに相談が多い内容を取り上げて、導入前に知っておくと安心できる情報をまとめました。
玄関の鍵交換に補助金や助成金は使えますか?
玄関ドアそのものをリフォームする場合、「先進的窓リノベ事業」による支援が受けられることがあります。
先進的窓リノベ事業は、高断熱ドアへのリフォームを対象に、国が費用の一部を補助する制度です。
鍵交換を伴うリフォームでも、ドア本体が補助対象の要件を満たしていれば支援を受けられます。
ただし、鍵部分のみの交換では対象外です。
また、自治体によっては高齢者住宅の改修や防犯強化を目的とした助成制度を設けているケースもあります。
補助の対象や条件は地域ごとに異なるため、申し込み前に自治体の窓口やホームページで確認しておくと安心です。
玄関ドアをスマートキーに交換したときによくある後悔は
「便利で楽そう」「見た目がスタイリッシュ」などの理由でスマートキーを選ぶと、あとから後悔するケースがあります。
たとえば、電池切れやスマートフォンとの接続不良で締め出される例も少なくありません。
また、操作に慣れるまで時間がかかる、設置費用が予想以上だったなど不満につながる場合があります。
後悔を避けるためには、見た目や最新機能だけでなく、ご家族構成や暮らし方に合ったスマートキーを選ぶことが大切です。
スマートキーを玄関に設置する際の危険性は?
スマートキーは便利で防犯性も高い製品ですが、危険性もあわせて理解しておく必要があります。
もっとも多い危険性は、電池切れや故障による締め出しです。
また、無線通信を利用するタイプでは、反応の鈍さやハッキングを不安視する声もあります。
さらに、ペースメーカーなどの医療機器への影響もゼロではありません。
安全に使うためには、非常時の対応や製品の仕様を確認しておくことが大切です。
玄関のカードキーを交換するにはいくらかかりますか?
カードキーの交換費用は、一般的に約3万円〜6万円が目安です。
機種や機能によって差がありますが、基本的なモデルであれば5万円以下で交換できるケースも多く見られます。
施工時間は約1時間〜2時間程度が一般的で、既存の鍵穴を活かして取り付けられるタイプが主流です。
また、多くの製品に非常用の金属キーが付属しており、万が一の電池切れや故障にも対応しやすくなっています。
導入時には費用だけでなく、サポート体制や対応する玄関ドアの仕様も確認しておくと安心です。
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玄関ドア・窓のことなら「玄関マスター」へ!

玄関ドア・窓のことなら、「玄関マスター」におまかせください。
玄関マスターは株式会社ブルーマテリアルの中の玄関ドアや窓のリフォームなどを行う玄関ドア専門の会社です。
主な施工エリアは名古屋・岐阜を中心に展開しております。
玄関ドア・内窓でお悩みの方は、ぜひ一度「玄関マスター」にご相談ください。防犯性能だけでなく、デザイン性や機能性なども考慮した総合的なアドバイスをさせていただきます。
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