玄関ドアの戸当たりとは|必要な理由や選び方・交換タイミングまで徹底解説

玄関ドアが勢いよく開いて壁にぶつかった…そんな経験はありませんか?
戸当たりは、ドアと壁の衝突を防ぎ、キズや破損を防ぐパーツです。
この記事では、名古屋・岐阜を中心に展開する玄関ドア専門店『玄関マスター』が、戸当たりの必要性や選び方についても徹底解説します。
さらに、戸当たりの種類や修理のタイミングまでわかりやすく紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
玄関ドアの戸当たりとは

玄関ドアの戸当たりとは、ドアが壁や家具に直接ぶつかるのを防ぐ保護部材です。
強風にあおられてドアが勢いよく開いても、壁との衝突による衝撃を和らげ、破損を防ぎます。
戸当たりは、床や壁、ドア本体などへ取り付ける小さなパーツで、素材にはゴムや金属が使われるのが一般的です。
さらに近年はおしゃれな製品も多く、DIYで簡単に後付けできるタイプも人気を集めています。
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玄関ドアに戸当たりが必要な理由

玄関ドアの戸当たりは、ドアや壁の破損を回避し、家族の安全を守るために欠かせない小さな部品です。
戸当たりを取り付けておくことで、勢いよく開いたドアが壁にぶつかる衝撃を受け止め、指挟みなどの事故も予防できます。
ここでは、玄関ドアに戸当たりが必要な理由を3つに分けて解説します。
ドアや壁・周囲の物の破損を防止する
玄関ドアの戸当たりは、ドアや壁、その周囲にある物が破損するのを防ぐ役割を持つ保護部品です。
勢いよく開いたドアが壁に直接ぶつかると、衝撃で壁紙がはがれたり、壁に穴が開くおそれがあります。
さらに、ぶつかった衝撃でドア本体やドアノブが傷つくことも少なくありません。
また、戸当たりがあれば、衝撃を吸収するクッションの役割を果たし、壁の損傷やドアの劣化などのトラブルを効果的に防止できます。
勢いよく開閉するのを抑制する
ドアの動きを安定させ、衝撃を軽減するために戸当たりは必要です。
玄関ドアが強い風などで勢いよく開くと、大きな衝撃音が発生しストレスの原因になりかねません。
とくに窓を開けたときに風が通り抜ける家では、予期せぬ突風でドアが激しく動くケースがあります。
戸当たりがあれば、ドアの急な動きを抑え、静かで落ち着いた玄関空間を保てます。
ケガや事故を予防する
戸当たりは、家族が思わぬケガや事故に遭うのを予防するために必要です。
勢いよく開いたドアに体がぶつかったり、指を挟んでしまったりする事故は、意外と身近で起きやすいトラブルです。
さらに戸当たりがあると、ドアの動きがやわらぎ、急な衝突や不意なケガを防ぐ効果が期待できます。
とくにお子さまやご高齢の家族がいる場合は、安心して使える環境づくりに欠かせません。
玄関ドアの閉まりにくさの原因や直す方法について、こちらでも紹介していますのでよければご覧ください。
関連記事:玄関ドアが閉まりにくい原因や注意したいこと・直す方法も紹介
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玄関ドアの戸当たり|種類と取り付け方法

戸当たりには多くの種類があり、設置する場所や使い方によって最適なタイプが異なります。
それぞれ特徴や取り付け方法が違うため、玄関に合わせた戸当たりを選ぶことが重要です。
ここでは代表的な4つの種類について、その特徴と取り付け方を詳しく解説します。
床に取り付けるタイプ
もっとも一般的なのは、床に直接取り付けることでドアを止める「床付けタイプ」です。
ネジなどで床に固定できるため、強風などで勢いよく開いたドアの衝撃にも耐え、壁や周囲の物にぶつかるのを防ぎます。
耐久性の高さから、一般的な住宅はもちろん、人の往来が頻繁な店舗やオフィスなどでも広く採用されています。
ドアに取り付けるタイプ
ドア本体に取り付けるタイプの戸当たりは、壁や床に工事を加えたくない場合に適しています。
戸当たりをドアの下部や上部に直接装着するため、床面をすっきりと保ち、ドアノブやドア自体の保護にもつながります。
柔らかいゴムやクッション素材のものが多く、目立ちにくいデザインも選べるため、室内の雰囲気を損ねません。
両面テープで貼り付ける製品が主流なため、賃貸住宅やDIYで対応したい人にも使いやすいタイプです。
壁付けタイプ
「壁付けタイプ」は、ドアノブやドア本体が壁にぶつかるのを防ぐ戸当たりです。
ドアノブが衝突する位置の壁に直接取り付けるため、壁紙のへこみや傷を効果的に防ぎます。
クッション性の高いゴム製やシリコン製の製品が多く、衝撃吸収性に優れているのが特徴です。
また、省スペースで目立ちにくく、インテリアの雰囲気を壊さずに衝突対策をしたい方に向いています。
引き戸に装着するタイプ
引き戸には、開閉時の衝撃を和らげるための専用戸当たりが必要です。
扉が勢いよく閉まると、音が響いたりドア枠を傷つけたりする原因になるため、その衝撃を吸収する役割が求められます。
一般的に、引き戸の側面や戸枠にゴム製のクッション材を貼り付けて衝撃音を軽減します。
また、戸当たりとは仕組みが異なりますが、油圧でゆっくり閉まるソフトクローズ機能付きのレールも、破損や衝撃音を防ぐ手段として有効です。
玄関ドアの音の原因や対策方法について、こちらでも詳しく紹介しています。
関連記事:玄関ドア・音が鳴る原因や知っておきたい対策方法とは
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玄関ドアの戸当たりの選び方

戸当たりは小さな部品ですが、設置場所や使い方に合ったものを選ぶことで、効果を発揮しやすくなります。
素材やデザイン、取り付け方法の違いによって特徴が異なるため、玄関まわりの状況に合わせた選択が大切です。
ここでは、戸当たりを選ぶ際に押さえておきたいポイントを4つに分けて紹介します。
使用場所に合わせて選ぶ
戸当たりは設置場所によって最適な種類が異なるため、どこに取り付けるかを考えるのが重要です。
床付けタイプはドアをしっかり固定できる点が強みと言えます。
また、壁付けタイプは邪魔になりにくく、小さなお子さまがいるご家庭でも安心です。
壁との距離や生活動線に加え、ライフスタイルも考慮すると、より快適に使える戸当たりを選びやすくなります。
ゴムや金属・クッションなどの素材から選ぶ
戸当たりに使われる素材は、設置場所や目的によって向き・不向きがあります。
以下に代表的な素材の特徴をまとめたので、選ぶ際の参考にしてみてください。
| 素材 | 適した場所 | 特徴 |
| ゴム | 玄関ドアの屋内側 | 衝撃吸収に優れ、音が静か。 柔軟性があり取り付けも簡単。 |
| 金属 | 玄関ドアの屋外側 | 耐久性に優れ、風が強い場所でもしっかり固定できる。 接触面はゴム付きが主流。 |
| クッション素材 | 玄関ドア室内側の床や壁・賃貸住宅 | やわらかく目立ちにくい。 貼るだけで設置でき、賃貸にも使いやすい。 |
それぞれの特徴を押さえておくと、玄関まわりの状況に合ったものを見つけやすくなります。
見た目のおしゃれさで選ぶ
戸当たりは小さな部品ですが、意外に目につきやすいため、機能性だけでなく玄関のインテリアに合わせて選ぶのもおすすめです。
そのため、デザインによって空間の雰囲気に与える印象は変わり、さりげないパーツでも全体の調和に影響します。
たとえばモダンな玄関の場合はシンプルで洗練されたステンレス製、アンティーク調の玄関には木製や真鍮製を合わせると、雰囲気が引き立ちます。
玄関全体のテイストに合ったものを選ぶことで、実用性と美しさの両立がしやすくなります。
DIYか業者かで選ぶ
戸当たりは、取り付けの難易度や住まいの状況に応じて、DIYで対応できるものと業者に依頼すべきものがあります。
そのため、シールで貼るタイプや簡単なネジ止めタイプであれば、自分でも手軽に取り付け可能です。
一方で、床に埋め込むタイプや玄関ドアの構造に関わる設置は、専門業者への依頼をおすすめします。
作業内容によっては破損や不具合につながるため、無理をせず状況に合った方法を選ぶことが大切です。
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戸当たりゴムの交換・修理タイミング

戸当たりは一度取り付けたら終わりではなく、経年劣化や使用状況によって交換が必要になる場合もあります。
とくにゴム製の戸当たりは素材の特性上、時間とともに傷みやすいため注意が必要です。
ここでは、交換や修理を検討すべき代表的なタイミングを3つに分けて紹介します。
ゴムにひびや割れが出現したとき
戸当たりのゴムにひびや割れが出てきたら、交換の目安です。
玄関は直射日光や湿気、温度差の影響を受けやすく、5〜10年ほどで劣化が進むと言われています。
硬くなったゴムは衝撃を吸収できず、「バン!」と大きな音が鳴るなど、開閉時の感覚に変化が表れます。
また、表面が白っぽく粉をふいていたり、カチカチに固まったような感触の場合も劣化のサインです。
ドアや壁に傷がつくようになった
以前はなかったのに、ドアや壁に傷やへこみを見つけたら戸当たりの交換サインです。
ドアや壁の傷やへこみは、戸当たりゴムのクッション性能が、経年劣化によって失われていることを示します。
ドアを開けた際に「ゴン」と鈍い音がする、壁紙に黒い跡やへこみができたりするのは危険信号です。
放置すると戸当たりだけでなく、壁やドア本体の修理が必要になるため、気づいた時点での対応が重要と言えます。
玄関ドアがうるさい原因や開け閉めの音に関する記事は、こちらでも紹介しています。
関連記事:玄関ドアがうるさい原因とは|開け閉めの音を防止する対処法を徹底解説
設置から10年以上経過した場合
戸当たりを設置してから10年以上経過している場合は、見た目に変化がなくても交換を検討するのが安心です。
ゴムは消耗品のため、使用頻度や設置場所によって差はありますが、多くの場合、5〜10年ほどで、ひび割れや固くなるなど見た目でも判別できる劣化が始まります。
衝撃をうまく吸収できなくなると、ドアや壁を傷める原因になるため、定期的な点検と計画的な交換がおすすめです。
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玄関ドアの戸当たりについてよくある質問

玄関ドアの戸当たりは、日常的に使う場所に取り付ける小さな部品だからこそ、疑問や不安を感じる人も少なくありません。
ここからは、戸当たり設置の必要性やDIYの可否、戸当たりと似たアイテムとの違いなどについてわかりやすく解説します。
玄関ドアに戸当たりは必要ですか?
戸当たりは、強風や空気の流れなどによってドアが勢いよく開閉するのを防ぎ、壁やドア本体を守るために必要な部品です。
設置していない場合、ドアノブが壁に衝突して壁紙がはがれたり、蝶番に負荷がかかってドアのゆがみにつながることもあります。
住まいの保護と快適な動線のためにも、戸当たりの設置は不可欠です。
玄関の戸当たりはDIYで付けられますか?
戸当たりのタイプによって、DIYでも取り付け可能です。
床や壁に貼りつけるクッションタイプや、軽くネジ止めするだけの簡易タイプであれば、特別な道具がなくても取り付けられます。
しかし、床に穴をあけて設置する埋め込み型や、玄関ドアの構造に関わるタイプは、失敗や破損のリスクもあるため専門業者に依頼するのが安全です。
玄関の戸当たりは後付けできますか?
玄関ドアの戸当たりは、基本的に後付け可能です。
とくに粘着シールで貼るタイプや軽いネジ止めで設置できるタイプは、既存の床や壁を傷つけずに設置できるため、手軽に取り入れられます。
ただし、重いドアや風の影響を受けやすい場所には、しっかりと固定できるビス止めタイプや埋め込みタイプが向いています。
住まいの状況やドアの重さに応じて、適した後付けタイプを選ぶことが重要です。
戸当たりとドアストッパーの違いは何ですか?
戸当たりはドアが壁にぶつかるのを防ぐ「緩衝材」で、ドアストッパーはドアを開けたまま固定する「固定具」です。
ドアストッパーは荷物の搬入などで、一時的にドアを開放しておきたいシーンで活躍します。
ドアストッパーは、主に以下のような種類があります。
- ゴム製の三角ストッパー:昔ながらのタイプで、床に差し込んでドアを固定する
- マグネット式:床とドアに磁石を取り付けて固定するタイプで、コロンとした見た目がインテリアにもなじみやすい
- 跳ね上げ式(足踏み式):ドアの下部に設置し、ペダルで出し入れするタイプ
- 壁付けタイプ:壁側に取り付けてドアノブと吸着するものもある
それぞれ役割が異なるため、玄関ドアには目的に応じて適切な方を選ぶのがポイントです。
賃貸でも戸当たりを設置できますか?
賃貸物件へ戸当たりを設置する際は、まず大家さんや管理会社へ相談するのがおすすめです。
壁やドアに傷がつくのを防ぐため、大家さんや管理会社の費用負担で快く取り付けてくれるケースも少なくありません。
もしご自身で取り付ける場合も必ず許可を取り、床に置くだけの製品など傷をつけないタイプを選びます。
どんな小さな部品であっても、無断での設置はトラブルを招く原因となるため注意が必要です。
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