玄関引き戸の交換

玄関ドアは毎日出入りする場所ですので、少しの不便さがストレスになります。リフォームをするときには、悩みを解消できるようにそれぞれの家族の使い方に適したドアを選びましょう。ここでは、玄関ドアを引き戸にした場合のメリット・デメリットや、最新の商品特徴・具体的な商品紹介をいたしますので、ぜひ参考にしてください。

玄関ドアで気になることはありませんか？

玄関ドアのことで、このようなお悩み・ご希望はありませんか？

両手がふさがっているときに荷物の出し入れが不便
小さい子や車いすの方でも開け閉めしやすいドアにしたい
アプローチが狭く、扉を開けたときに人やものにぶつかりそう
玄関が暗く、風通しが悪い
防犯面が気になる

実は玄関を引き戸にすることで、これらのお悩みを解消することができます。玄関は開き戸が一般的ですが、お客様の生活スタイルによっては「引き戸」の方があっている場合もあります。

玄関引き戸の特徴

ここでは、玄関引き戸のメリット・デメリットをお伝えします。機能面で充実していても、デザイン面で昔の和風住宅のイメージがあり自分の家には合わないと躊躇される方も多いかと思いますが、今はモダンなデザインも販売されていますので、洋風住宅にも合う玄関引き戸を見つけることができます。

①ドアを開けっ放しにできる

買い物や大きな荷物の搬入など両手がふさがっているときに、開き戸だと開け閉めが大変です。引き戸であれば開けっ放しの状態で物の出し入れができます。また、開き戸よりも開口スペースが確保しやすく幅が広い荷物の搬入もスムーズに行えるため快適です。

②アプローチの省スペース化

玄関から門扉までのスペースが十分に取れないような都市型住宅地においても、引き戸がおすすめです。開き戸であれば開くスペースを確保したり、開け閉めを行う際に周りに人や物がないか十分に確認する必要があります。引き戸であれば、極端に言えば玄関扉の前がすぐ門扉であっても大丈夫ですよね。

③採光・換気に優れている

開き戸の場合、開けっ放しにすると風などで急に閉まる心配がありますが、引き戸であれば開けっ放しでも安心です。専用の網戸を取り付ければ家の中に虫が入ってくる心配もありません。また開き戸よりも間口が確保されるため、ガラス付きの扉にすれば玄関が明るくなります。

④バリアフリー対応

引き戸にすると、ご年配の方や小さなお子様も出入りしやすいでしょう。敷居の段差解消には専用カバーを取り付ければ安心です。また、開き戸より引き戸の方が軽く、オプションで引手を大きなレバータイプのものに変更できますので、開け閉めもとても簡単です。

⑤断熱性・気密性

引き戸は開き戸に比べて、扉と枠の隙間が大きく断熱性・気密性は劣ります。扉そのものに関しては断熱性能が高いものを選択できますので、少しでも玄関の寒さを解消されたいのであれば、断熱性能の高い玄関扉を選ぶとよいでしょう。

⑥防犯面

引き戸は開き戸に比べると、ドア同士の隙間からこじあけられたりピッキングされやすいと言われていました。しかし最新の商品では、施錠箇所を増やしたり、ピッキングしにくい鍵を使用したり、サムターン（鍵の開け閉めをする所）が着脱できたりするものが販売されているため、引き戸の防犯対策も改善されてきています。

玄関引き戸への交換方法【4種類】

引き戸へ交換するには、主に4種類の方法があります。それぞれにメリット・デメリットがありますので参考にしてください。弊社では、1日で工事ができる「リフォーム引き戸」をおすすめしています。それぞれのお客様のご希望に応じたご提案をいたします。

①既存幅を変更しない
	交換方法	メリット	デメリット	工期	費用
	枠使用・扉のみ交換	費用を抑えて最新の引き戸に交換可能	既存扉メーカーによって施工可否がある	1日	安い
	開き戸→引き戸	開き戸から引き戸へ簡単に変更可能	外観の見た目（アウトセット枠）が大きく変わる既存状態によっては施工不可の場合あり	1日	↓
	引き戸→引き戸	玄関イメージを簡単にリフレッシュ		1日	↓
②幅を広くする	壁撤去・扉新設	玄関扉の選択肢が広がる自由に大きさを決めることができる	費用が高い工期がかかる解体壁が構造壁の場合施工不可扉設置までの防犯対策	～1週間程度 *工事内容による	高い