「こどもみらい住宅支援事業」リフォームでもらえる補助金制度とは・最大45万円の補助も
みなさんは「こどもみらい住宅支援事業」という新しい補助金制度はご存知でしょうか。2022年の新たな補助金として登場し主に子育て世帯を支援するこの「こどもみらい住宅支援事業」はいま最も注目されている制度です。
新築の住宅購入やリフォームを行うともらえる補助金なのですが、今回の記事ではこどもみらい住宅支援事業の内容の中でも「リフォーム」について対象者や対象工事・補助金額や注意点まで詳しくお伝えしていきます。
これから、住宅のリフォームをお考えの方やこどもみらい住宅支援事業について興味がある・詳しく知りたいという方などはぜひ、参考にしてみてください。
目次
- 「こどもみらい住宅支援事業」とは
- こどもみらい住宅支援事業・補助対象の種類と良い点
- こどもみらい住宅支援事業・リフォーム補助金対象工事の内容
- こどもみらい住宅支援事業・リフォーム補助金の詳細
- 「こどもみらい住宅支援事業」リフォーム申請期間・注意点
- 玄関ドアのリフォームのことなら「玄関マスター」へ！
「こどもみらい住宅支援事業」とは
はじめに「こどもみらい住宅支援事業」とはいったいどんな制度なのかをお伝えしていきます。
令和3年11月に補正予算案の閣議決定が行われ新たに子育て世帯への補助金制度である「こどもみらい住宅支援事業」が発表されました。
この「こどもみらい住宅支援事業」は、子育て支援をはじめ2050年のカーボンニュートラル実現のため子育て世帯や若い夫婦世帯が省エネ性能を持つ住宅を建てたり、省エネのためのリフォーム工事を行う場合にかかる費用を補助してくれる制度になります。
子育て世帯や若い夫婦世帯などへの負担を減らすとともに省エネ性能の高い住宅のストック形成を図るという事業です。
こどもみらい住宅支援事業・補助対象の種類と良い点
つぎに、こどもみらい住宅支援事業の補助対象の種類・良い点について説明していきます。補助対象の種類は主に3つです。
1. 注文住宅の新築
注文住宅を新しく建てる子育て世帯や若い夫婦世帯が対象となっています。
2. 新築の分譲住宅の購入
新築の分譲住宅の購入をする子育て世帯または、若い夫婦世帯が対象となります。
3. リフォーム
リフォームでは、子育て世帯、若い夫婦世帯、その他の世帯と世帯によって補助金額は異なりますが全世帯が対象となっています。
・対象となる子育て世帯・若い夫婦世帯とは
子育て世帯を詳しく説明すると、申請時に18歳未満の（平成15年4月2日以降出生）子供がいる世帯を指し、若い夫婦世帯は、申請時に夫婦どちらかが39歳以下（昭和56年4月2日以降出生）の世帯のことです。
こどもみらい住宅支援事業の良い点
つぎに、こどもみらい住宅支援事業の良い点についていくつかあげていきます。
現金でもらえる補助金
こどもみらい住宅支援事業の良い点としては、クーポン券などの配布などではなく現金で補助金がもらえる点です。
必要なリフォームを行いそのぶんを補助金で補えるというのはたいへんお得で憧れだったマイホームやリフォームにチャレンジする良い機会にもなります。
家事の負担軽減・エコにつながる
こどもみらい住宅支援事業では、省エネ性能の高い住宅を建てることで将来的にみても地球環境に優しい住宅になります。
また、リフォームに関しても子育てに対応した項目もあり毎日の家事負担を軽減できるような対象工事ができるのも魅力的でしょう。
こどもみらい住宅支援事業・リフォーム補助金対象工事の内容
では、つぎに「こどもみらい住宅支援事業」のリフォームについて補助金対象になる工事内容を詳しくお伝えしていきます。
こどもみらい住宅支援事業のリフォームにおいて、対象となる工事の項目は8つあり、そのうち1から3まではいずれかが必須項目となり4から8に関しては任意の工事となります。
いずれかが必須となる対象工事内容
以下の1から3までの項目は、いずれか該当することで補助金対象となります。
1. 開口部の断熱改修工事
2. 外壁・屋根・天井または床の断熱改修工事
3. エコ住宅設備の設置工事
任意となる対象工事内容
以下の4から8までの項目は、任意の工事となり補助金対象となります。
4. 子育て対応改修工事
5. バリアフリー改修工事
6. 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置工事
7. 耐震改修工事
8. リフォーム瑕疵保険等の加入
こどもみらい住宅支援事業・リフォーム補助金の詳細
こどもみらい住宅支援事業のリフォームで、もらえる補助金額について詳しく説明していきます。
まず、子育て世帯・若い夫婦世帯とその他の世帯でリフォームを行った際にもらえる補助金額が異なります。
子育て世帯・若い夫婦世帯の補助金額
既存の住宅を購入してのリフォームの場合は、最大で60万円の補助金がもらえます。また、それ以外の住宅でのリフォームの場合は最大で45万円となります。
その他の世帯の補助金額
その他の世帯では、安心R住宅を購入しリフォームした場合に最大45万円の補助金がもらえそれ以外の住宅でのリフォームでは最大30万円となります。
リフォーム対象工事の補助金
つぎに、前項でご紹介した補助金対象リフォーム工事内容別の補助金の詳細をお伝えしていきます。
1. 開口部の断熱改修工事
開口部の断熱改修工事では、以下の補助金額となっています。
・ガラス交換の場合：1枚あたり2,000円～8,000円（大きさ等により補助金額は変わります。）
・内窓設置・外窓交換：1か所あたり14,000円～21,000円（大きさ等により補助金額は変わります。）
・ドア交換：28,000円～32,000円（大きさ・種類等により補助金額は変わります。）
2. 外壁・屋根・天井または床の断熱改修工事
外壁・屋根・天井・床は以下の断熱改修工事の補助金額は以下の通りです。
・外壁：102,000円/戸（部分断熱の場合は51,000円/戸）
・屋根・天井：36,000円/戸（部分断熱の場合は 18,000円/戸）
・床：61,000円/ 戸 （部分断熱の場合は 30,000円/戸）
3. エコ住宅設備の設置工事
・節水トイレ：掃除しやすいトイレの場合は19,000円/台・それ以外のトイレの場合は17,000円/台
・高断熱浴槽：24,000円/戸
・高効率給湯器：24,000円/戸
・節湯水栓：5,000円/台
・太陽熱利用システム：24,000円/戸（屋根に集熱器を設置して蓄熱槽を設置するシステムで太陽光発電システムとは異なります）
4. 子育て対応改修工事
① 家事負担の軽減に資する設備の設置
・ビルトイン食器洗機：19,000円/戸
・掃除しやすいレンジフード：10,000円/戸
・ビルトイン自動調理対応コンロ：13,000円/戸
・浴室乾燥機：20,000円/戸
・宅配ボックス：住居専用10,000円/戸 共有の場合10,000円/ボックス
② 防犯性向上の資する開口部の改修工事（1か所の補助額×施工箇所の補助金がもらえます。）
・外窓交換：17,000円～29,000円（窓の大きさ等によって補助金額が変わってきます。）
・ドア交換：31,000円～43,000円（ドアの大きさ等によって補助金額が変わってきます。）
③ 生活騒音への配慮に資する開口部の改修工事
・ガラス交換：1枚あたり2,000円～8,000円（大きさ等により補助金額は変わります。）
・ドア交換：28,000円～32,000円（大きさ・種類等により補助金額は変わります。）
④ キッチンセット交換を伴う対面化改修工事
キッチンセット交換を伴う対面化の改修工事は86,000円/戸
5. バリアフリー改修工事
・手すりの設置：5,000円/戸
・段差解消：6,000円/戸
・廊下幅等の拡張：28,000円/戸
・ホームエレベーターの新設：150,000円/戸
・衝撃緩和畳設置：17,000円/戸
6. 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置工事
空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置：19,000円～24,000円/台（エアコンの冷房能力により補助金額は変わります。）
7. 耐震改修工事
耐震改修：150,000円/戸（旧耐震基準により建築された住宅を現在の耐震基準にする工事）
8. リフォーム瑕疵保険等の加入
リフォーム瑕疵保険等の加入：7,000円/契約
国土交通大臣が指定する住宅瑕疵担保責任保険法人が取り扱うリフォーム瑕疵保険・大規模修繕工事瑕疵保険であることが条件です。
「こどもみらい住宅支援事業」リフォーム申請・注意点
こどもみらい住宅支援事業のリフォームについての申請の流れと注意点について説明していきます。
申請の流れ
令和3年11月26日以降に工事の契約をしている住宅で、施工業者から事務局に令和4年1月11日以降に開始される事業者登録を行った後に工事を着工することで補助金対象となります。
施工業者が工事を完了した後、令和4年10月31日までに事務局に交付申請を行いその後事務局が審査します。審査が完了次第、補助金が交付されるという流れです。
注意点
施工業者が事業登録前に工事を着工してしまうと、今回の補助金の対象から外れてしまうので注意しましょう。
また、こどもみらい住宅支援事業の予算は542億円となっておりますが予算上限に達してしまうと制度が終了してしまうため、気になっている方や検討されている方は早めの応募をおすすめします。
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