玄関ドアの防音対策|賃貸でもできるDIY・ポストの塞ぎ方とリフォーム費用も解説

「廊下の足音が部屋まで聞こえてくる」「家の話し声が外に漏れていないか不安」
このような音の悩みをお持ちで、玄関ドアの防音対策を検討している方は多いのではないでしょうか。
実は玄関は、家の中で最も防音性能が低い弱点になりやすい場所です。
そこで本記事では、名古屋・岐阜の玄関ドア専門店『玄関マスター』が、自分でできるDIY対策から根本解決するためのリフォームまで、効果的な方法を徹底解説します。
賃貸でも実践できるマグネット活用術や、意外な盲点である「ポスト」の塞ぎ方も紹介しますので、静かで快適な暮らしを取り戻したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
なぜ玄関ドアから音が漏れるのか|意外な「音の侵入ルート」

効果的な対策を行うためには、まず「なぜ音が漏れるのか」を知っておくのが重要です。
玄関ドア特有の音の伝わり方には、大きく分けて2つの原因があります。
それぞれの特徴を以下の表にまとめました。
| 音の種類 | 伝わり方の特徴 | 主な具体例 |
|---|---|---|
| 空気伝搬音 | 隙間などの空気を介して伝わる | 話し声、テレビの音、楽器の音 |
| 固体伝搬音 | 壁やドアなどの振動で伝わる | 足音、ドアの開閉音、エレベーター音 |
玄関ドアの防音対策では、この両方に対処する必要があります。
ここでは、玄関ドアがなぜ音を通しやすいのか、その具体的な弱点とメカニズムについて解説します。
最大の弱点は「隙間」と「郵便受け(ポスト)」
玄関ドアで最も音漏れの原因となるのが「隙間」です。
特に、ドアに埋め込まれた郵便受け(ポスト)は要注意なポイントと言えます。
ポストは実質的に壁に穴が開いているのと同じ状態であり、ここが音のトンネルとなって、外の会話が丸聞こえになっているケースが非常に多く見受けられます。
また、ドアの四方も、経年劣化でゴムパッキンが痩せたり建付けが悪くなったりするため、目に見えない隙間が生じているのが多い傾向です。
ドア本体の素材(薄さ・軽さ)
一般的なアルミ製の玄関ドアは軽量で薄いため、太鼓のように振動しやすい特性を持っています。
これにより、外の足音やエレベーターの振動(固体伝搬音)を増幅させて室内に伝えてしまうケースも少なくありません。
壁には断熱材や防音材が入っていますが、古い玄関ドアは「ただの金属の板」に近い状態であるため、ここから音が侵入してくる原因となります。
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自分でできる|玄関ドアの防音対策【DIY編】

ここでは、ホームセンターや100円ショップで手に入るグッズを使ってできる対策を紹介します。
以下の表で、対策ごとの難易度と効果の目安をご覧ください。
| 対策方法 | 難易度 | 期待できる効果 | 主な材料 |
|---|---|---|---|
| 隙間テープ | ★☆☆ | 空気伝搬音の遮断 | 隙間テープ(ゴム・スポンジ) |
| ポスト防音 | ★★☆ | 話し声・共用部の音 | 高密度スポンジ、カバー |
| 防音シート | ★★☆ | 振動の抑制 | 遮音シート、吸音材 |
| 防音カーテン | ★☆☆ | 全体的な減音 | 防音カーテン、突っ張り棒 |
それぞれの具体的な施工ポイントを解説します。
【隙間対策】隙間テープは貼る場所が重要
隙間テープは、ただ貼れば良いわけではありません。
「ドア枠の戸当たり部分(ドアが当たる場所)」に貼るのが推奨されます。
100円ショップのものでも効果はありますが、耐久性と密閉性を重視するなら、ホームセンターで売られているゴム製やEPDM素材の「D型」や「P型」テープを選ぶのがおすすめです。
貼る前に汚れをしっかり拭き取っておくのが、剥がれを防ぐためのコツです。
【ポスト対策】郵便受けを塞ぐ・防音する
意外と見落とされがちなポスト対策は、効果が実感しやすいポイントと言えます。
新聞などをポストで受け取らない場合は、室内側の投函口の裏に高密度のスポンジや遮音シートを貼り付け、完全に塞いでしまうのが最も効果的です。
塞ぐのが難しい場合は、室内側の受け箱全体を覆うような箱やカバーを自作し、内側に吸音材を貼ることで音の出入りを軽減できます。
【振動対策】防音シートは重さと重ね貼りがポイント
ドア本体の防音シート対策では、「重さ」が欠かせません。
なぜなら、軽いスポンジだけでは振動を止められないためです。
効果を高めるには、以下の2層構造にするのがプロによる推奨です。
- 1層目(遮音):ゴム製などの重い「遮音シート」をドアに貼り、音を跳ね返す。
- 2層目(吸音):その上からフェルトボードなどの「吸音材」を貼り、音を吸収する。
ドア全体を覆うように隙間なく貼ることで、ドアの振動(固体伝搬音)を大幅にカットできます。
【全体対策】防音カーテンは床まで垂らす
玄関ホールと廊下の間に「防音カーテン」を設置する場合、カーテンの裾が床にしっかりと接する長さのものを選んでください。
下が開いていると、そこから冷気と共に音も漏れてしまいます。
突っ張り棒を使って設置する際は、重みのある防音カーテンに耐えられるよう、耐荷重の大きい強力タイプを選ぶのがポイントです。
【0円対策】ドアクローザーの調整で密閉度を上げる
ドアが「カチャッ」と閉まりきらず、少し浮いている場所がないかチェックしてみてください。
これはドアクローザーの調整不足である可能性があります。
ドアクローザーの調整弁を回してラッチングアクション(閉まる直前の動作)を調整し、ドアが枠にしっかり密着するように設定するだけでも、隙間が減り防音性が向上します。
費用をかけずにできるため、まずはここから確認してみてください。
賃貸・マンションでもOK|原状回復できる防音テクニック

賃貸物件や分譲マンションでは、「勝手にテープを貼れない」「跡を残したくない」という制約があります。
そんな時に役立つ、原状回復可能なテクニックを紹介します。
接着剤不要|マグネットで防音シートを固定
多くの玄関ドアはスチールやアルミなどの金属製で、磁石がつくケースがあります(※アルミのみの場合はつきませんが、スチール芯が入っている場合もあります)。
強力マグネットを使って防音シートや遮音パネルをドアに固定すれば、接着剤やテープを一切使わずに防音対策が可能です。
これなら退去時も取り外すだけで済み、残らない点がメリットです。
マスキングテープを下地に使う裏技
隙間テープを貼りたいけれど、剥がした時のベタつきが怖い場合は、「マスキングテープ」を活用してみてください。
まず、ドア枠の貼りたい場所にマスキングテープを貼り、その上から隙間テープを貼ります。
こうすることで、剥がすときはマスキングテープごと綺麗に剥がせるため、賃貸でも安心して対策が可能です。
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根本解決なら|玄関ドアの防音リフォームと費用相場【業者・プロ編】

DIYでは限界がある場合や、ドア自体の経年劣化が激しい場合は、プロによるリフォームが確実です。
DIYグッズを買い集めるよりも、結果的にコストパフォーマンスに優れるケースも少なくありません。
ここでは、プロが行う根本的な解決策と費用について紹介します。
まずはエアタイトゴム(パッキン)の交換から
ドア枠についているゴムパッキン(エアタイトゴム)がボロボロになっていないか確認してみてください。
これが劣化して硬くなると隙間ができ、音漏れの原因となってしまいます。
パッキンのみの交換であれば、費用も数万円程度で済み、気密性が復活して防音効果が戻る可能性があります。
まずは専門業者に、パッキンの状態を点検してもらうのがおすすめです。
防音ドア(T等級)への交換リフォーム
本格的に音を遮断したい場合は、防音性能が表示された「T等級」のドアへ交換します。
- T-1等級:一般的な防音ドア。日常会話レベルを軽減。
- T-2等級:ピアノの音や幹線道路の騒音対策レベル。
ドア内部に充填剤が入っており、重量もあるため、DIYとは比べ物にならない遮音性能を発揮できます。
玄関ドアの交換をどこに頼むか迷った場合について、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
関連記事:玄関ドア交換をどこに頼むか迷ったら|依頼先4つのメリット・デメリットを徹底比較
1日で完了|カバー工法の費用相場と内訳
最近の主流は、既存のドア枠の上に新しい枠を被せる「カバー工法」です。
壁を壊さないため騒音や粉塵が少なく、工期もたった1日で完了する点が大きな魅力と言えます。
気になる費用相場は以下の通りです。
| ドアの種類(仕様) | 費用相場(工事費込) | 防音・断熱性能 |
|---|---|---|
| アルミ製ドア | 20万〜30万円 | 標準的(防音性は低め) |
| 断熱ドア(K4仕様) | 30万〜40万円 | 高い(気密性が高く防音効果あり) |
| 高断熱ドア(K2仕様) | 35万〜50万円 | 非常に高い(寒冷地向け) |
※参考価格は製品代(税込)の目安です。実際の工事費やオプション等は含まれておりません。
防音を目的とする場合、気密性が高い「断熱ドア」を選ぶのが一般的です。
製品代だけでなく、工事費や古いドアの処分費も含まれた「コミコミ価格」で提案してくれる業者を選ぶと安心できます。
こちらの記事では、カバー工法の特徴や施工にかかる費用、注意点まで紹介しています。
関連記事:玄関ドアのカバー工法とは|メリット・デメリットから費用まで徹底解説
防音だけじゃない|玄関ドア交換後のメリット

防音ドアへの交換は、音の問題以外にも住環境を劇的に改善するメリットがあります。
ドアの気密性を高めることは、家の快適性の底上げに直結します。
断熱効果で「夏涼しく、冬暖かい」玄関へ
防音ドアは隙間がなく気密性が高いため、外気の侵入を防ぎます。
これにより、夏は熱気の侵入を、冬は冷気の侵入をブロックし、エアコンの効きが良くなります。
玄関が寒くない・暑くない環境になれば、光熱費の節約にもつながるのです。
結露防止でカビやダニを抑制
断熱性能が高いドアは、外気と室温の差による結露が発生しにくくなります。
結露を防ぐことで、玄関特有のジメジメした湿気や、カビ・ダニの発生を抑える効果にも期待できるのです。
防音対策をきっかけにドアを交換することで、衛生的でクリーンな玄関が実現します。
玄関ドアの結露によるリスクや解決策については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
関連記事:玄関ドアの結露は放置すると危険|考えられる原因や解決策を徹底解説
玄関ドアの防音対策に関するQ&A

最後に、玄関ドアの防音対策について、よくある質問と回答を紹介します。
ドアを防音にしたいのですがどうすればいい?
まずは、DIYで「隙間を埋めること」から始めてください。
隙間テープやポストの目張りが有効です。
それでも改善しない場合は、ドア自体の遮音性能が不足しているため、「防音シートを貼る」か、最終手段として「リフォームでドアを交換する」ことを検討してください。
順を追って対策することで、無駄な出費を抑えられます。
家の中で一番防音なのは何ですか?
構造上、最も防音性が高いのは「コンクリートの壁」です。
逆に、最も音が通りやすい「弱点」は、窓や玄関ドアなどの「開口部」となります。
家全体の防音性能を上げたい場合、壁を厚くするのは大変ですが、弱点である玄関ドアや窓(内窓設置など)を強化するのが最も効率的です。
簡易防音ドアはどのくらい効果がありますか?
室内用の簡易防音ドアの場合、音を約25dB〜30dB程度軽減する効果があります。
これは「大きな話し声が、小さなひそひそ話レベルに聞こえる」くらいの変化です。
玄関用の本格的なT-2等級ドアであれば、約30dBの遮音効果が期待でき、トラックの騒音などが気にならなくなるレベルまで静かになります。
100均やニトリの防音グッズでも効果はある?
隙間テープや防音カーテンなどは効果が期待できます。
特に隙間を埋めるグッズはコスパが良いのが特徴です。
ただし、本格的な「遮音シート」に関しては、重量があるほど効果が高くなります。
そのため、100均のものよりも専門メーカーの製品や、ホームセンターで切り売りされている建材用のゴムシートの方が高い効果を実感できます。
マグネットがつかないドアの場合はどうすればいい?
アルミ製ドアなどでマグネットがつかない場合は、「剥がせる強力両面テープ」を使用するのがおすすめです。
あるいは、突っ張り棒を使って「防音カーテン」や「のれん」を設置する方法も有効です。
玄関ホールと廊下の間にカーテンを一枚挟むだけでも、空気の層ができて音が伝わりにくくなります。
賃貸ですが、勝手に隙間テープを貼ってもいいの?
マスキングテープを併用するなどして、跡が残らないようにすれば基本的には問題ないと考えられます。
ただし、退去時にトラブルにならないよう、念のため管理会社や大家さんに「防音のために隙間テープを貼っても良いか」を一報入れておくと安心できます。
玄関ドア・窓のことなら「玄関マスター」へ!

玄関ドア・窓のことなら、「玄関マスター」におまかせください。
玄関マスターは株式会社ブルーマテリアルの中の玄関ドアや窓のリフォームなどを行う玄関ドア専門の会社です。
主な施工エリアは名古屋・岐阜を中心に展開しております。
玄関ドア・内窓でお悩みの方は、ぜひ一度「玄関マスター」にご相談ください。
防犯性能だけでなく、デザイン性や機能性なども考慮した総合的なアドバイスをさせていただきます。
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