【玄関引き戸】デメリット・メリットについて

みなさんの家の玄関ドアは引き戸でしょうか、それとも開き戸でしょうか。

玄関ドアは、毎日家族が使用している重要な役割を果たすものです。

もし、玄関ドアを引き戸にしようかと検討されている方がいるとしたら

玄関引き戸にはどんなデメリットがあるのか、どんなメリットがあるのかを把握しておくと良いでしょう。

この記事では、玄関引き戸のデメリットやメリットについてお伝えしていきます。

玄関引き戸にしようかとお考えの方や玄関ドアを開き戸か引き戸かで迷っている方などはぜひ、参考にしてみてください。

 

目次

 

玄関引き戸のデメリット

はじめに、玄関引き戸にはいったいどんなデメリットがあるのでしょうか。玄関ドア引き戸のデメリットについてお伝えしていきます。

 

断熱性が低い

玄関引き戸は開き戸に比べて、開口部が大きいためそこから熱を逃がしやすく外気が家の中に入ってきやすいといわれています。

そのため、玄関引き戸が断熱性が低いことはデメリットとしてよく挙げられます。

夏場は風を通しやすく、換気もしやすいといえますが寒い冬場は家の中の暖かい空気を外に逃がしてしまうため断熱性を高める工夫が必要になります。

 

防犯性が低い

玄関引き戸は防犯性が低いというのも玄関引き戸のデメリットのひとつです。

防犯性を高めるために、鍵を複数に増やしたり窓も簡単に割られないよう強化したり工夫などをして空き巣や不審者に狙われないような玄関引き戸にすることが重要でしょう。

 

防音性に欠ける

玄関引き戸は、開き戸よりも開口部分が大きい、隙間が多いなど、防音性に欠けるという点も挙げられます。

家の中の会話や生活音が、外にもれやすかったり反対に外の騒音などが家の中に入ってきてしまうこともあるため

気になる場合は、防音テープをはるなどの防音対策をあらかじめ玄関引き戸にしておくと良いでしょう。

 

虫などが入りやすい

玄関引き戸は、扉をスライドして開け閉めするため隙間ができやすくわずかな隙間から虫やゴミ、ほこりが玄関の中に入りやすいといえます。

なるべく玄関引き戸に隙間を作らないよう対策をして害虫やゴミなどを家の中にいれない工夫をすると良いでしょう。

 

玄関引き戸のメリット

つぎに玄関引き戸のメリットについてお伝えしていきます。

 

開け閉めしやすい

玄関引き戸は、荷物が多い時も開け閉めがしやすいため買い物に行って大量の荷物で両手がふさがっている時や大きなものを運び入れる際などでも扉をスライドさせるだけなので簡単に開けることが可能です。

また、少ない力で開け閉めできるため小さなお子さんやお年寄りの方も使いやすいというメリットがあります。

 

玄関スペースを取らない

玄関引き戸は基本的には、2枚の扉を横にスライドさせて開け閉めします。

そのため、引き戸は開き戸のようにドアを開けた際の玄関周りのスペースが必要ありません。

玄関周りのスペースが狭い住宅や玄関前がすぐに道路や道に面しているような玄関スペースが狭い住宅の場合は、玄関引き戸はスペースを取らないため、おすすめです。

 

天候に左右されない

玄関引き戸の場合、メリットのひとつとして天候に左右されないという点が挙げられます。

たとえば、強風のときに開き戸を開けると風にドアがあおられてしまいドアが壁や物にぶつかって破損したりドアに指などを挟んで怪我をしてしまったりする可能性があります。

しかし、引き戸の場合には強い風が吹いても風にあおられる心配もなく開き戸のように天候に左右されることはありません。

 

採光が取りやすい

玄関引き戸は、開き戸よりも窓を設ける場所が多くあるため明るい光を玄関に取り入れやすいというメリットもあります。

また、「ランマ付き」の玄関引き戸であれば上部からも明るい光を取り入れることが可能です。多くの窓からたくさんの光を取り入れることでより明るい玄関にすることができるでしょう。

 

まとめ

このように、玄関引き戸のデメリット、メリットをいくつかお伝えしてきました。

家の玄関ドアを引き戸にするか開き戸にするかどちらにするか、迷っている方もたくさんいらっしゃるかもしれません。

そんなときには、家の建っている環境を考えてみてみてください。台風や強い風がよくある地域であれば玄関引き戸が使いやすいでしょう。

小さいお子さんやお年寄りの方がいたり、ふだんから買い物はまとめ買いをして荷物が多いご家庭なども玄関引戸が便利に使えるためおすすめです。

最近の玄関引き戸では、勢いよく扉が閉まって指や手などを挟むような怪我を防止するため扉がゆっくり閉まるようドアクローザーを搭載しているものも多くあります。

無い場合でも、後からドアクローザーを取り付けることで安全に玄関引き戸を開け閉めすることが可能です。お子さんなどがいる場合には、ぜひドアクローザーも検討してみることをおすすめします。

 

このように、玄関ドアを選ぶ際には家や家庭環境、生活習慣なども考慮して、自分の家には玄関引き戸が合うのか開き戸が合うのかじっくりと選んで快適で安全な玄関ドアのある生活を実現してみてください。

 

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著者情報
株式会社ブルーマテリアル専務取締役 日比野晴彦
日比野晴彦
株式会社ブルーマテリアル 専務取締役
 
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