失敗しない外窓交換のポイント|工法・内窓設置の比較から費用相場、補助金について解説

失敗しない外窓交換のポイント|工法・内窓設置の比較から費用相場、補助金について解説

外窓の交換を検討している方で、「どの工法を選ぶべきか」「費用を抑えるには?」「内窓設置とどっちがいい?」など、疑問を抱く方は少なくありません。

外窓交換を行う際は、工法や補助金制度、さらに使用する窓材の選び方次第で、効果や費用が大きく変わるため、正しい知識が求められます。

そこで今回は、名古屋岐阜を中心に展開する玄関ドア専門店『玄関マスター』が、外窓交換に関する疑問や不安を解消します。

 

 

 

外窓交換の工法別比較解説|カバー工法 vs はつり工法

外窓交換の工法別比較解説

外窓交換を検討する際は、カバー工法とはつり工法の違いを正確に理解することが重要です。

それぞれの特徴を知り、適切な選択をすることで、断熱性能や快適性を効率的に高められます。

ここでは、それぞれの工法の特性や選び方のポイントを詳しく解説します。

 

カバー工法とはつり工法の比較|外窓交換はどちらがいい?

カバー工法とはつり工法を比較した表がこちらです。

項目 カバー工法 はつり工法
工期 半日〜1日程度(/ヶ所) 3〜4日以上(/ヶ所)
費用の目安 20〜40万円程度(/ヶ所) 30万円以上(/ヶ所)
施工内容 既存の窓枠を残し、その上に新しく被せる施工方法 既存の窓枠ごと撤去し、新しい窓を設置する本格的リフォーム

(施工方法は新築とほぼ同様)

メリット
  • 短期間・低コストでの断熱性能改善
  • 窓の開閉方式を変更できる可能性がある
  • 内装工事などの附帯工事がない
  • 自由な設計・劣化箇所の補修が可能
  • 窓の開閉方式・位置・サイズを変更できる可能性がある
デメリット
  • 位置・サイズ変更はできない
  • 既存の窓枠が影響を及ぼす可能性あり
  • ガラス面積が一回り小さくなる
  • 窓周りの壁・床復旧工事が発生するため、工期が長く、費用が高額

 

カバー工法は手軽さが魅力ですが、窓のサイズや位置を変更する必要がある場合は、はつり工法が適しています。

 

カバー工法|短期間で手軽に外窓交換を実現

カバー工法は、既存の窓枠を残したまま新しく被せるように取り付ける工法です。

壁や外壁を傷つけずに施工を行えるため、短期間で完了し、施工中の騒音や粉塵も最小限に抑えられます。

費用は20〜40万円程度が相場で、特に手軽に断熱リフォームを行いたい場合におすすめです。

ただし、比較的簡単な施工ながら専門的な技術が求められるため、信頼できる業者への依頼が大切です。

 

はつり工法|本格的なリフォームで自由な設計が可能

はつり工法は、窓枠を含む既存窓全体を取り外し、新しい窓枠と窓を取り付ける工法です。

はつり工法では、窓のサイズ変更や位置の調整が可能で、デザインや機能を一新することができます。

施工には外壁の補修が伴うため、工期は3〜4日以上、費用は30万円〜と高額になりがちです。

しかし、劣化が進んだ窓枠や窓枠の周囲から雨漏りしている場合には、安全性や耐久性の観点からはつり工法が適しています。

 

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外窓交換の費用相場と補助金活用のポイント

外窓交換の費用相場と補助金活用のポイント

外窓交換の費用は、窓のサイズや使用するガラス、工法により大きく異なります。

また、補助金の活用で費用負担を軽減することも可能です。

ここでは、外窓交換の費用相場や補助金制度についてわかりやすく解説します。

 

外窓交換の費用相場|カバー工法とはつり工法の違い

外窓交換の費用は、選択する工法によって大きく異なります。

以下の表に、カバー工法とはつり工法それぞれの費用相場をまとめました。

工法 腰高窓 掃き出し窓
カバー工法 17~28万円程度(/ヶ所) 34~43万円程度(/ヶ所)
はつり工法 23~39万円程度(/ヶ所) 47~60万円程度(/ヶ所)

※費用は窓のサイズや使用する素材、ガラスのグレード、施工内容によって変動します。

 

補助金で費用を抑える|先進的窓リノベ事業の活用

外窓交換をする際は、国や自治体の補助金制度を活用することで費用を抑えられる場合があります。

例えば、「先進的窓リノベ2025事業」では、窓の性能とサイズに応じて補助金額が決まり、1カ所につき最大26.6万円(総額200万円/世帯)の補助が受けられます。

補助金を申請する際は、対象製品や工事の条件を確認し、施工業者と相談しながら進めることが重要です。

また、他の補助金と併用できる場合もあるため、事前の確認が大切です。

参考:環境省「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業(先進的窓リノベ2025事業)について」

 

費用と断熱性能のバランス|窓の選び方

外窓交換では、ガラスとサッシの選択が断熱性能と費用のバランスに大きく影響します。

それぞれの特徴を理解し、環境やご予算に合わせた最適な選択をしましょう。

【ガラスの選択肢】

  • 複層ガラス:基本的な断熱性能を備える
  • Low-E複層ガラス:金属膜コーティングで断熱性が向上
  • トリプルガラス:さらに高い断熱性能を発揮

【サッシの選択肢】

  • アルミ樹脂複合サッシ:断熱性と費用のバランスが良い
  • 樹脂サッシ:最も高い断熱性を持つが、価格は高め

ガラスとサッシの組み合わせによって、断熱性能や結露防止効果は変わります。

判断に迷った際は、業者への相談がおすすめです。

 

外窓交換で費用を抑えるポイント

費用を抑えるためには、以下のポイントをおさえることが大切です。

  • 工法選び:短工期でコストパフォーマンスの良いカバー工法を検討
  • 性能のバランス:高性能な窓ほど断熱効果が高いが、コストも増加
  • 補助金の活用:対象製品を選ぶことで、補助金を最大限活用

これらを踏まえて、信頼できる業者と相談しながら最適な選択を行うことが重要です。

 

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外窓交換で得られる効果やメリット

外窓交換で得られる効果やメリット

外窓交換は、住宅の快適性を向上させる効果的なリフォームです。

断熱性や防音性の向上に加え、結露の軽減など、外窓交換には多くのメリットがあります。

ここでは、外窓交換の効果やメリットを解説します。

 

断熱性・省エネ性の向上

外窓交換で断熱性を向上させることで、冷暖房効率の改善が可能です。

複層ガラスや樹脂サッシを採用すれば、冬は暖かく夏は涼しい室内環境を維持できます。

 

防音効果

外窓交換を行うと、ガラスの種類によっては防音性能が向上し、外部からの騒音を抑えられる場合があります。

これにより、車の騒音や近隣の生活音などが抑えられ、ストレスの少ない静かな空間が実現します。

特に道路沿いや交通量の多い地域では効果を実感しやすいです。

 

外窓交換と内窓設置には、それぞれ異なるメリットがありますが、防音効果を得たい場合は内窓設置がおすすめです。

内窓の防音効果やガラスの種類ごとの性能の違いについては、以下の記事で確認できます。

関連記事:窓の防音対策で窓交換よりも内窓の方が有利な理由|メリット・デメリット、ガラスの種類も解説

 

結露を抑える

アルミサッシから樹脂サッシに交換することで、結露の発生を抑制できます。

これにより、窓周辺のカビやダニの発生を防ぎ、室内の衛生環境を改善可能です。

 

開閉が楽になる

外窓交換すると、古いサッシによく見られる建て付けの悪さやサッシの重さを一気に解消できます。

そのため、頻繁に開け閉めする窓は、ぜひ交換をご検討ください。

 

隙間風がなくなる

古いアルミサッシは気密性が低く、隙間風が気になる方も多いでしょう。

外窓交換すると、窓の気密性が高まり、隙間風や粉塵などが室内に入るのを防げます。

 

より詳しい結露対策の方法や、発生メカニズムについて知りたい方は、こちらの記事をごらんください。

関連記事:窓の結露対策を徹底解説┃快適な居住空間を保つための実用的なガイド

 

外窓交換に関するQ&A

外窓交換に関するQ&A

外窓交換を検討する際、さまざまな疑問が浮かびますよね。

そこでここでは、外窓交換に関するご質問にお答えします。

 

外窓交換のタイミングはいつ?

窓やサッシは20~30年が寿命とされ、劣化症状が現れたら交換の目安です。

具体的には、ひび割れや結露、サッシの腐食がある場合が該当します。

また、台風や地震で損傷を受けた場合も、早急な交換が必要です。

劣化した窓を放置すると、断熱性や気密性が低下し、快適性が損なわれるだけでなく、修理費用が膨らむリスクもあります。

 

外窓交換と内窓設置、どっちを選ぶべき?

外窓交換と内窓設置のどちらを選ぶべきかは、目的やご予算、窓の状態によります。

内窓設置は、短時間で施工でき、コストパフォーマンスに優れています。

二重窓による断熱・防音効果が高い一方、窓が二重になることで開閉や掃除が煩雑になる点がデメリットです

一方、外窓交換は、窓を一新することでガタつきがなくなるため、開閉がスムーズになります。

さらに窓の開閉方式やデザイン変更が可能ですが、比較的費用が高く、窓が小さくなる場合があります。

したがって、コストを抑えたい場合は内窓設置、窓の劣化が激しい場合は外窓交換がおすすめです。

 

二重窓で具体的にどのような効果が得られるのか、また導入前に知っておきたい注意点について、詳しく知りたい方はこちらの記事で確認できます。

関連記事:二重窓の効果を徹底解説|メリット・デメリットと夏の暑さ・冬の寒さを同時に解決する方法

 

補助金はどのように活用できる?

外窓交換では「先進的窓リノベ2025事業」などの補助金が利用できます。

「先進的窓リノベ2025事業」は、高断熱性能を持つガラスやサッシを使用する場合に適用され、施工費用の一部が補助されます。

ただし、「先進的窓リノベ2025事業」は事務局に事前登録された業者でなければ申請できません。

利用する際は事前に補助金の条件を確認し、利用可能な業者に依頼することが重要です。

 

業者選びのポイントは?

外窓交換の成功は、業者選びにかかっています。

経験豊富な業者や補助金の登録業者を選ぶことで、確実な施工と費用対効果の高いリフォームが可能です。

また、口コミや実績の確認も重要です。

 

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シックな色味の玄関ドアの施工写真

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玄関マスターは株式会社ブルーマテリアルの中の玄関ドアや窓のリフォームなどを行う玄関ドア専門の会社です。

主な施工エリアは名古屋・岐阜を中心に展開しております。

玄関ドア・内窓でお悩みの方は、ぜひ一度「玄関マスター」にご相談ください。

防犯性能だけでなく、デザイン性や機能性なども考慮した総合的なアドバイスをさせていただきます。

 

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著者情報
株式会社ブルーマテリアル専務取締役 日比野晴彦
日比野晴彦
株式会社ブルーマテリアル 専務取締役
 
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