玄関ドアの鍵が引っかかる原因と解決策|自分でできる予防・メンテナンス方法を紹介
玄関ドアの鍵が引っかかると、毎日の開け閉めがストレスになりますよね。
鍵の引っかかりは、単なる不便さだけでなく防犯上の問題にもつながる可能性があります。
そこで本記事では、名古屋・岐阜を中心に玄関ドアのリフォームを行っている「玄関マスター」が、玄関ドアの鍵が引っかかる原因と解決策、さらに予防法を紹介します。
この記事を読めば、玄関ドアの鍵トラブルを解決し、安全で快適な住まいを実現可能です。
目次
玄関ドアの鍵が引っかかる原因と解決策
玄関ドアの鍵が引っかかる原因には、さまざまな要因が考えられます。
ここでは、玄関ドアの鍵が引っかかる主な原因と対策を詳しく解説します。
鍵穴の汚れ
鍵穴にホコリやゴミが溜まると、鍵の回転がスムーズにいかなくなります。
特に屋外に面していて前面道路や畑、公園などが近い場所に玄関ドアがある場合は要注意です。
【対策】定期的な清掃
エアダスターや掃除機を使用して鍵穴内部の埃を取り除きます。
鍵穴の掃除を定期的に行うと、トラブルや故障を未然に防げます。
鍵穴の潤滑油不足
鍵穴の中に塗られている潤滑油が少なくなると、鍵鍵の抜き差しや回転がしづらくなるケースがあります。
長期間使用していると、潤滑油が乾燥してしまうからです。
【対策】鍵穴専用潤滑油の使用
定期的に鍵穴専用の潤滑油を補充し、鍵穴の滑りを良好に保ちます。
鍵の動きが悪いと感じたら、早めに潤滑油を補充してスムーズな動作を保つことが大切です。
シリンダーの経年劣化
シリンダー(鍵穴部分)は長期間の使用により、内部のパーツが摩耗・劣化して鍵が引っかかるようになります。
特に10年以上(10万回程度)使用している鍵は、経年劣化が原因でトラブルが発生する可能性が高まります。
【対策】シリンダーの交換
鍵の動きが悪くなった場合は、新しいシリンダーへの交換を検討しましょう。
シリンダーの交換が必要な理由や費用相場について、詳しく知りたい方はこちらの記事で確認できます。
関連記事:玄関ドアの鍵交換が必要な理由や鍵の種類・費用相場について
合鍵の変形・精度不足
合鍵の精度が低いと、鍵穴に差し込んだ際に引っかかる場合があります。
合鍵は加工しやすく安価な柔らかい素材を用いることが多いため、トラブルを引き起こす原因となります。
【対策】オリジナルキーの使用・メーカー純正の合鍵作成
オリジナルキーやメーカーの純正合鍵を使うように意識すると、シリンダーの変形を防げる上に防犯面でも安心です。
ストライクの位置ずれ
ストライクの位置がずれると、鍵がうまく回らなくなる場合があります。
ストライクとはドア枠にある受け金具で、鍵をかけるときにデッドボルト(かんぬき)が入る部分です。
ドアの経年劣化や長年の使用によるネジの緩みが原因で、ストライクの位置がずれるケースがあります。
そのままにしておくと解錠・施錠のたびにデッドボルト(かんぬき)が摩耗して劣化が早まる可能性もあるため注意してください。
【対策】ストライクの位置調整
ドアを開けてストライクの位置を確認し、ネジを緩めて再調整しましょう。
位置が正確であれば、デッドボルトがスムーズに収まります。
ストライクの位置を定期的に確認すると、シリンダーの劣化を抑えられます。
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玄関ドアの鍵が引っかかる際に避けるべき対処法
玄関ドアの鍵が引っかかった時、焦って対処するとかえって状況を悪化させる場合があります。
ここでは、大きなトラブルへの発展を防ぐための、正しい対応策を紹介します。
無理に鍵を回す・引っ張る
玄関ドアの鍵が引っかかる際に、無理に回したり引っ張ったりするのは危険です。
鍵がシリンダー内部で折れたり鍵穴が損傷するリスクがあります。
折れた鍵が鍵穴に残ると、自力で取り出すのは非常に困難です。
また、シリンダー内部の部品が損傷すると原則はシリンダーごと交換になるため、可修理費用が高額になるケースも珍しくありません。
玄関ドアの鍵が引っかかったと感じたら、まずは落ち着いて無理に力を入れないようにしましょう。
もし玄関ドアが完全に開かなくなってしまったら、さらなるトラブルを避けるための対処法を知っておくことが重要です。
具体的な対処法については、こちらの記事で確認できます。
鍵穴専用以外の潤滑剤を使う
食用油や一般的な潤滑スプレーなどの金属用潤滑剤を使うと、鍵穴の内部でゴミやホコリが付着し、かえって鍵の動きが悪化するケースがあります。
鍵穴には必ず鍵穴専用の潤滑剤を使用することが重要です。
鍵穴に異物を入れる
鍵穴に詰まったゴミを取り除こうと、針金や爪楊枝などを差し込むのは危険です。
鍵穴の内部構造は非常に繊細で、異物を入れると部品を傷つけるリスクが高く、逆に故障を引き起こす可能性があります。
また、異物が鍵穴の中で折れてしまうと、鍵が回らなくなるだけでなく取り出すのも難しくなります。
鍵が引っかからないようにするためのメンテナンス・予防策
玄関ドアの鍵が引っかかりをなくすためには、日々のメンテナンスが重要です。
ここでは、鍵の引っかかりを防ぐメンテナンスと予防策を紹介します。
定期的な鍵穴の清掃でトラブル防止
鍵穴にゴミやホコリが溜まると、鍵がスムーズに動かなくなって引っかかりの原因になります。
そのため、エアダスターや掃除機を使用して、定期的に鍵穴内部を清掃しましょう。
さらに、鍵穴専用の潤滑剤を定期的に使用することで、滑りを良くし、トラブルの発生を防げます。
定期的なメンテナンスを心がけ、鍵の寿命を延ばし、トラブルを予防します。
鍵の状態を定期的にチェックする
鍵が劣化すると、引っかかる原因となります。
鍵を回す際に異音がする、または動作が重いと感じたら、劣化が進んでいる可能性が高いです。
早めに劣化を発見し、必要であれば鍵を交換することで、大きなトラブルを防げます。
電子錠への交換
玄関ドアの鍵が引っかかるのを根本的に解決する1つの方法として、電子錠への交換が挙げられます。
電子錠は電気を使って操作する鍵で、以下の方法で解錠が可能です。
- カードキー
- 指紋認証
- 暗証番号
- スマートフォンのアプリ操作
また、電子錠には鍵穴がないため、鍵が引っかかるといったトラブルが発生しません。
さらに、鍵穴が見えにくくなっているためピッキングなどのリスクも抑えられます。
玄関ドアの鍵が引っかかる際に専門業者に依頼すべきケース
定期チェックや清掃で鍵のひっかかりをある程度防げますが、場合によっては専門業者へ修理や交換を依頼しなくてはいけないケースもあります。
ここでは、専門業者への依頼が必要な状況について解説します。
鍵が引っかかる・回らない
鍵が引っかかる・回らないといった症状は、本格的な故障の前兆です。
引っかかる・回らない状態で放置すると、突然鍵を施錠できなくなるなどの深刻な事態に発展する可能性があります。
自力での対処が難しい
シリンダーの内部洗浄や錠ケースの調整などの専門的な作業が必要な場合、自力での修理は難しいです。
また、鍵を鍵穴に挿した際に折れてしまい、その破片が鍵穴内部に残ってしまった場合も、専門業者への依頼が必要です。
自力で修理を試みても改善しない
自力で鍵のメンテナンスを行っても引っかかりや回りにくさが改善されない際は、鍵そのものやシリンダーに問題があるかもしれません。
自力で修理を試みても改善しない際は、専門業者に修理や交換を依頼することがおすすめです。
鍵が引っかかる際は玄関ドアごと交換で悩みを解消
玄関ドアの鍵が引っかかる際、「まだ開け閉めできるから大丈夫」と感じ、放置してしまう方も少なくありません。
しかし、小さな問題が大きなトラブルにつながるケースもあります。
鍵が壊れてしまえば、防犯性が低下し、さらなる問題を引き起こしかねません。
もし、鍵の引っかかりが気になる場合は、早めの対処が大切です。
鍵の専門業者に依頼するメリット・デメリット
自力で解決できない際には、鍵の専門業者に相談するのも1つの方法です。
鍵の修理や交換を専門業者に依頼する場合、費用は出張費と作業費でおおよそ1万円程度かかります。
さらに防犯性能の高い鍵に交換すると、さらに費用が高くなる可能性があります。
玄関ドアごと交換するメリット・デメリット
鍵の引っかかりが頻繁に発生し、防犯性が心配な場合は、玄関ドアごと最新のものに交換するのも有効な手段です。
アルミ製玄関ドアの寿命は20年程度なので、それ以上の築年数でこれまで一度も玄関ドアの交換をしていない場合は、ドアごとの交換をご検討ください。
玄関ドアの交換には以下のようなメリットがあります。
- 細々とした部品ごとのメンテナンス費用がかからない
- セキュリティ性能の向上
- 断熱性能の向上
- デザイン性の向上
玄関ドアの交換は、鍵のトラブルを解消するだけでなく、住まい全体の安全性と快適性を大きく向上させます。
玄関ドアの交換は鍵交換と比べて高額な費用がかかりますが、しっかりとポイントを押さえれば満足度を高められます。
また、選ぶドアによっては補助金をもらえる可能性もあります。
費用を抑えながら交換のメリットを最大化する方法については、こちらの記事をごらんください。
関連記事:知らなきゃ損する玄関ドア交換のメリット┃費用を抑えて満足度アップのポイント
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防犯性能だけでなく、デザイン性や機能性なども考慮した総合的なアドバイスさせていただきます。
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